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苦手だった文章で褒められる!相手に伝わるライティング7つのコツ

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コノリー美香の自己紹介


こんにちは、mika( @europe_life15)です。

今だから本当のことを言います。

ブログを運営しブロガーと名乗っているのにお恥ずかしいのですが、わたしは「書くことが苦手」でした。

どのくらい苦手だったかというと、自分の意見をはっきりと出す「オピニオン記事」は極力書かないようにしていたほどです。

そんなわたしが、今では文章を褒められるまでになりました。

今日はその文章力があがる7つのコツをご紹介したいと思います。難しいことは何一つありません。基本の基本で、誰でもできる簡単なことです。

苦手だった文章が褒められるまでになったライティングの秘訣です。

書くのは苦手だった

ブロガーさんの中には「昔から文章が好き」「書くのが好き」「読書が大好き」「小説家になりたかった」なんていう方も多くいらっしゃいますが、わたしは真逆のタイプです。

自分の感情や意見を外に出すことが苦手でした。

「〇〇行きました」「〇〇食べました」的な当たり障りのない言葉を書くことはできても、オピニオン的な「自分はこう思う」という意思表示は本当に苦手でした。

ライターさんやブロガーさんが「昔から書くのが好きだったんだよね」という言葉を目にするたびに、「そうだよね・・・」と一人落ち込んだりもしました。

コンプレックスで記事が書けない

自分の意見をはっきり表現することにコンプレックスを持っていたわたしは、ブログを運営する上で大きな戸惑いもありました。

紹介記事や旅行先のこと、おいしいお店やおすすめ情報みたいな記事は書けました。

でも、自分の意見をはっきりと出す「オピニオン記事」を書くのには抵抗があったのです。

いざ書こうと思っても、自分の意見がうまく言葉にならない。表現できない。そんなことは数えきれないほどありました。

それと、オピニオンを書くことも怖かった

自分の心の中が一般公開されることで「誹謗中傷されたらどうしよう・・・」「誰かを傷つけたらどうしよう・・・」そう思っていたのです。

オピニオン記事を褒められ、自信がついた

そんな中、意を決して公開したオピニオン記事が褒められるという経験をしました。怖いけど「えいっ!」と公開した、自分の意見をはっきりと書いた記事です。

すると、その記事についての感想を早速いただきました。目を疑うようなうれしいコメントです。

mikaのコラムは毎回楽しみです!素晴らしい要約力というか、吸収力というか、全然知らないmikaの一面。とっても素晴らしいコラムニストだと思います。

心の奥から熱いものが込み上げてきた瞬間です。「想いが誰かに届くってこういうことなんだ」と本心から感じられた体験でした。

万人ではない、誰か1人に届く記事を書く。

ライティング術では当たりに言われていることですが、身をもって体験した出来事です。本当に本当にうれしかった。

それからというもの、前まで感じていた「自分の意見を公開する恐怖」がやわらいでいき、「もっと伝えていきたい」そう思うようになりました。

苦手な文章で褒められるようになった7つのコツ

わたしは難しい言葉をなるべく避けています。

中学生でも理解してもらえるような、わかりやすい表現や言い回しを心がけていますが、「わかりやすい表現」って難しいんですよ。

今は数多くのライティング術的な本もあるし、検索すればライティングに関する情報や星の数ほどあります。

その中でもわたしが気をつけて実践しているのは7つ。誰でもできる簡単なことです。

この7つを気をつけるようにしたら、文章で褒められるようになりました。書くことが苦手だったわたしが・・・です。

そして、「読んでくださった相手に伝わった」経験をしたことで感動と自信にもつながりました。

1. 一文を短くする

どのライティング術でも必ず言われているのが「一文を短くする」です。

  • いらない装飾語は省く
  • 接続詞を使いすぎない
  • 主語と動詞は近くに置く

一文を短くするために「不必要な装飾語をはずし」、「接続詞を使いすぎず」、「主語と動詞を近づける」ようにすると、すっきりした文章に近づきます。

わたしがよくやるのは、下のような手順です。(わたしの記事作成はパソコンなのでタイピングをイメージしています)

  1. 頭に浮かんだ文章をそのまま入力する
  2. 短くできる単語・言い回し・表現がないかをチェック
  3. ムダに多い接続詞、装飾語はすべて削除。必要な部分だけ残す
  4. 主語と述語の距離をチェック。遠くなりやすい主語は改めて動詞の前に置く

2. 中学生でもわかる、やさしい言い回し・表現を使う

難しい言い回しや表現を避けて代わりとなる言葉を選び、難しい漢字にはひらがなを使います。

本に書かれている要点・いいたいことなどは、難しい単語を使ってその熟語から文章にした方が短い文章に仕上がりますし、すっきりします。

でも、それだと分かりにくいし伝わりにくい。

表現の難しい論文や新聞を読んでいるみたいで、趣旨を意訳してくれないと理解しにくいです。

そうではなくて、スラスラ読めて一度読んだらそのまま理解ができる。そんな文章がわたしの理想であり、気をつけているところでもあります。

3. 漢字の使い方に気をつける

難しい漢字はひらがなにすることで、読み方につまづくことなくスムーズに読み進めることができます。

それともう一つ、漢字の連続には気をつけています。

漢字が4文字以上つながってしまう場合は、その間にひらがななど漢字以外の文字をはさめないか、使う単語・言い回し・表現の仕方を変えられないかを考えます。

そのためには、漢字が連続している部分を何度も読み返します。

熟語そのものを前・後どちらかに移動できないか、前後の文章で使っている単語と意味が重複していれば、重複した単語自体を削除することもできます。

こうして文章ごとの「クリーニング」をしてあげると、すっきりした読みやすい文章になります。

4. 漢字を「ひらき」すぎない

「漢字の使い方に気をつける」でも書きましたが、難しい漢字はひらがなにして「漢字を開く」ようにしています。

とはいえ、漢字をひらきすぎないのも大切です。

わかりやすい例で言うと、こんな単語が思いつきますね。

  • 優しい、易しい:やさしい
  • 頂く:いただく
  • 分かる:わかる
  • 始める:はじめる
  • 致します:いたします

どの言葉も、仕事などビジネスの場で使うときは漢字を使っています。

ですが、ブログ記事ではどれも漢字を「開いて」、あえてひらがなを使うようにしています。しかし、ひらがなばかりになってしまうのも避けています。

ひらがなばかりの文章はどこか幼さを感じさせますので、そうならないよう単語や言い回し・位置などを変えながら、文章の見た目(メリハリ)にも気をつけています。

5. 似た意味を持つ言葉を連続させない

日本語は単語そのものの意味と熟語の意味が近い言葉があります。

この「近い意味を持つ単語」を連続させないのも「一文を短くする」に繋がりますので、よりすっきりした印象になります。

たとえば、「単語:見る・見かける」「熟語:散見」を例にしてみましょう。

  • ブロガーさんの記事でよく見ます (見かけます) 
  • ブロガーさんの記事でよく散見します。

この「よく散見します」は、頻度を表す「よく」という言葉と、「よく見かける」という意味をもつ熟語「散見する」が繋がっていますよね。

ですので、「よく散見します」は、実はおかしな意味になるんです。

「散見」という言葉自体に「よく見かける」という意味があるからです。頻度を表す言葉は二重に使いませんよね。

このように、似た意味を持つ言葉を連続させないようにも気をつけています。

6. ライティングの本から学ぶ

やはり本から学ぶことは多いです。

ライティング本を何冊も読んでいると、どの本にも共通していることが見えてきます。「一文を短くする」とか「難しい表現はしない」とかです。

そういった共通する「絶対的なコツ」にプラスして、自分なりに気をつけたいポイントを意識することであなたオリジナルのライティング術ができあがります。

わたしの場合、共通するライティング術以外に「相手の心に伝わるようにするにはどうすればいいか?」を考え、「愛をもって接する」が加わりました。

「愛をもって接する」がわかりにくいかもしれませんが、わたしが一番心に残ったライティング本から学んだことです。

7. ライティング術を知った上で、本をたくさん読む

ライティング術が頭に入った状態で本を読むと、「言い回し」「語彙」「表現力」「締め方」など、たくさんの部分に気がつきます。

小説・ビジネス書をはじめ、いろんな本を読むことで「自分の好きなフレーズ」や「表現の仕方」などに出会ったりします。

心に留まったフレーズや言い回しが頭の片隅に残り、無意識のうちに自分の文章に再現されますので、ジャンル問わず読書はおすすめです。

実践で使える、ライティング術・ブログ術の本

ここではわたしが学んだライティング本をご紹介します。

ブログ術とも書いていますが、ブログ運営に関するコツでライティングは避けて通れませんので、一緒にご紹介してきます。

ブログ術のコツからもライティング術は学べますよ!

SEOのためのライティング

  • 沈黙のWebライティング (Webマーケッター ボーンの激闘)

シリーズ化で発売されているライティング本で、これは2冊めの方です。

記事を書く上で意識するペルソナ(ターゲット像)の考え方や、SEO上位表示が狙える記事の書き方などがつまった、読み応えのある一冊です。(実際に本は厚めです)

実践的コンテンツマーケティング

  • ユーザーと「両想い」になるための愛されるWebコンテンツの作り方
  • 100倍クリックされる 超Webライティング実践テク60

特に、「ユーザーと両想いになるための愛されるWebコンテンツの作り方」は、おすすめのおすすめです。

「この本いいよ!」と人にすすめられたライティング本は一通り読みましたが、どこかあと一歩の物足りなさを感じていました。そんなときに出会い、頭ではなく心で理解できた良本です。

ただ記事をかくのではなく、「愛のある記事が書きたい」と思っている方へおすすめです。

心を動かすライティング術

  • 人を操る禁断の文章術
  • 武器としての書く技術

メンタリストであるDaigoさんの「人を操る禁断の文章術」で学んだことを実践していけば、独りよがりな文章から「相手に届く文章」に変われます

「文章書くのは得意なのに相手へ届いていない」と悩んでる人へは特におすすめです。

ブログ運営術

  • プロブロガーのアクセスアップテクニック100
  • ブログ飯

どちらもブログを運営するにあたってのアクセスアップをメインに書かれていますが、アクセスを上げるためには文章力アップが必要不可欠です。

ブログ運営術以外の「書く力」に通じるものもありますので、ライティング力を上げたい人にも参考になると思います。

その他:プロライターの電子書籍

上記の本にプラスして、プロのコピーライターさんが書かれた「ライティング術の電子書籍」もいくつか読み込みました。

メールマガジンの特典書籍だったりで、一般販売されていないものです。

ブログも本も同じライティングですが、媒体が変われば書き方や表現の仕方が変わるのは当然です。

その点でも、「ブロガーが書くライティング術」と「コピーライターの書くライティング術」の違いや色がわかり、とても参考になりました。

ライティングの練習はSNSで気軽にはじめる

数あるSNSをそれぞれ使い分けている方は多いと思います。

わたしは「Twitter(ツイッター)」「Facebook(フェイスブック)」「Instagram(インスタグラム)」の3つを運用していますが、書く内容はそれぞれ違います。

たとえ同じ写真を投稿するとしても、ツイッターとインスタグラムでは頭に浮かぶ言葉が変わります。それはインスタグラムの世界観とツイッターの世界観が違うからです。

また、SNSの種類によってユーザーの特性も変わります。

ツイッター、フェイスブック、インスタグラムのそれぞれにまったく同じ文章を投稿しても全然違う反応が返ってきます。その体験から、あえて文章を変えています。

そうすることで「SNSの特性にあわせたライティングスキル」が身についてきます。

細かいことですしそのぶん手間はかかりますが、地味に効果があるのでおすすめです。

ツイッターで鍛える文章力

SNSはたくさんあるけれど、わたしが一番おすすめするのはツイッターです。

なんせ、140文字の中に言いたいことをむぎゅっと詰め込まないといけないわけですからね。わたしはツイッターで「文章をまとめる力」を練習しました。

フェイスブックでもいいと思うのですが、文字制限がないぶん、だらだらと長くなりがちです。しかも、投稿する度に友人に公開されてしまうも気がひけます・・・。

その点、ツイッターは便利です。

そもそも「つぶやき」をするためのツールですし、文字制限もある。リアルな友達と繋がっていたとしても、つぶやきはすぐにタイムラインから流れていきます。

苦手だった「書く」で褒められるようになったコツ まとめ

  • 書くことが苦手だった
  • そのコンプレックスで記事が書けなかった

そんなわたしが人から文章を褒められるようになりました。自分のことだからうれしいというよりは、読んでくださった相手に伝わってくれたことがうれしいです。

心の奥から込み上げてくる熱い思いは、ブロガーでもライターでも共通の喜びじゃないかと思います。ライター(ブロガー)冥利につきるというか。

この記事を読んでくださった方の中に「うまく書けない・・・」と悩まれていたら、記事に書いた7つのコツを実践してみてください。

やっているうちに褒められるようになり、自分に自信がついてきますよ!

ABOUT ME
Mika Connolly
コノリー美香。海外認定コーチ。2020年東京オリンピック出場候補(女子陸上)選手メンタルサポートコーチ。キャリア・ライフサイクルの変化にも上向きに人生をシフトして、自分らしく生きたい女性の自己実現をサポートしています。クライアントは世界14ヶ国在住。/ ▼無料メールレター
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