
こんにちは、mika( @europe_life15)です。
あなたは「なんのために働くか」を考えたことありますか?
働くために生活しているのか、生活のために働いているのか。わたしは28歳~30歳までの3年間、よく自問自答していました。
わたし自身は、「自分の成長と生活に彩りをつけるために働く」と思っていますが、この「彩り」について最近ふと気づいたことありました。
「人は選択をするためにお金を得ようとするんじゃないか」ってこと。
そう思った理由をシェアしたいと思います。
なんのために働くの?

人はなんで働くんでしょう?
- 働かないといけないみたいな風潮があるから?
- みんな働いてるから?
- 親に言われてなんとなく?
毎日定時で働いたとしても、1日7~8時間を仕事に費やしてます。1週間で35~40時間、1ヶ月で140~160時間。
仮に、1日の睡眠時間が7~8時間だとしたら、体に大切な休息時間と同じだけを仕事に費やしてることになります。
1日7時間の睡眠時間を確保できる現代人は少ないと思いますので、そうすると体の休息よりも長い時間仕事に関わていることになります。通勤時間を入れたらもっとですよね。
わたしたちの時間は平等で、1日24時間。大富豪もセレブリティも、飢餓に苦しむ人もみんな同じく24時間。
この貴重な24時間のうち、大事な睡眠よりも長い時間を仕事に費やしてるわけですから、理由なく働くのはもったいないです。
かといって「意識高くしていきましょう!」なんて歯の浮くことは言いません。人それぞれですから。
ちなみに、わたしにとっての働く意味とは、「自己成長」と「社会とのつながり(貢献)」、そして自分の成果に対しての「報酬」です。
なんのために稼ぐの?

わたしにとっての働く意味は「自己成長」「社会とのつながり」「成果に対しての報酬」です。
この「報酬」はやっぱりとても大きな意味を持っていて、これが無いと生活できません。
報酬はいらない、二の次でいい。一番大事なのは社会貢献だという人もいると思います。そういう方はボランティア活動などに積極的になれるタイプだと思います。
わたしの場合、キレイごと抜きで報酬は大事です。わたしが日本にいた時は一人暮らしをしていましたから、働いた分の報酬が無いと生活できませんでした。
東京での一人暮らし、一般企業のOL、契約社員と、毎月のお給料はもらえても生活に大きな余裕はありません。
それでいて、身だしなみのため・社会人としてきちんと見せるために必要となるコスメ代や洋服代などの経費、たまの息抜きに友人との交流などに消えていき、毎月カツカツになりながら生活していました。
といっても高い化粧品や洋服を買っていたわけではありません。
常にコスパのいいものを探し求め、掘り出し物な洋服を探したり、自分のボーダーラインにあわせてわたしなりに節約はしていました。それでも生活は楽になりませんでした。
選ぶために稼ぐ

当時はまったく気づかなかった「人は選ぶために稼ぎたいと思うんじゃないか」ということ。
同じような生活スタイル、同じ額の給料をもうらう2人がいたとします。1人はその生活に満足していて、もう1人はもっと稼ぎたいと思ってる。
この2人の差って何だろう?と考えたときに、「選択肢の量」×「選択したい気持ち」の違いなんじゃないかと思いました。
幸せの価値観・ものさしが違うわけではありません。それぞれの意識の差がこの違いを生んでいるんじゃないかと思ったのです。
過去のわたしは選択したかった
なぜこんなこと思ったのかというと、わたし自身がそうだったからです。
思い返せば高校受験、公立・超安全圏・1本勝負という賭けにでるしかありませんでした。
滑り止めで私立校を受けることも、万が一公立が落ちたとしても私立校には行けないので高校浪人するだけ。となれば下手な挑戦はせず、超超超安全圏での受験のみ。(この話はプロフィールで)
15歳の中学3年生のとき、「選択できる」ということがどれだけ価値のあることなのか、どれだけ自由になれるのかを体感しました。
それが影響しているのかはわかりませんが、昔のわたしはいろんなことを「選択」したかった。
自分のファッションもコスメも、読みたい本も。たくさんの選択肢の中から気に入ったもの、好きなものを選んでる時間が好きでした。
選択することで満足する
ただの物欲と言ってしまえばそれまでなんですが、「欲」という言葉がイメージしにくかったんですよね。目に見えないけど大きなパワーを持ってるじゃないですか。
その「欲」という言葉を「選択肢」という単語に置き換えて考えてみたら、すごくスッキリ理解できました。
今まで「物欲」とか「自己満足のための欲」だとか言われていたことも、すべて「選択肢」という言葉に置き換えてみると、すーっと頭に落ちてくる感じです。
- 住む場所も
- やりたい仕事も
- 読みたい本も
- 自分への投資も
- 欲しい洋服やバッグも
選べるなら「より多くの選択肢」から適切な答えを賢く選びたいですよね。この「選択すること」「選択できること」が満足感に繋がってるんじゃないかと思います。
選択するためにはお金がいる

住む場所も、やりたい仕事も、読みたい本も、自分への投資も、欲しい洋服やバッグも、選択肢を増やすためにはお金がかかります。
女性の一人暮らしなら家賃が5000円変わっても安全・安心度の高い物件の方に魅かれるでしょうし、やりたい仕事に就くための自己投資だって、お金の問題がなければより自分にあった選択肢を得ることができます。
海外へ行きたいと思っていたわたしは、経済事情で海外留学という選択肢は取れませんでした。お金に余裕があったら意気揚々と留学していたと思います。
勉強一つとっても同じです。参考書の価格、レッスンや塾の費用、お金に余裕があれば「自分に合うか・合わないか」だけで決めることができます。
一方、余裕がなければ「自分に払えるものの中から最適なもの」を探し出すしかありません。その選択肢が自分に65%しかあっていなくても。
物欲にまかせてただ欲しいと思うのは幼い子供と同じですが、理由があって欲しいものを手にしたい選択肢の数は、お金の余裕と比例していきます。
お金は自由を得るための道具

「選択できる」って素晴らしいことです。選択できる自由があるということは「選べる=自由」です。
「選べる=自由」であるなら、結果的に人は「(選べる)自由を得るためにお金を稼ぎたい」と思うのが正直なところなんだなと思います。キレイごとだけでは生活できませんから。
昔とは違って、現代はお金がないことで手に入れられない選択肢は多い。その選択肢(自由)を得るための道具がお金であって、そのお金を稼ぐことは悪いことではありません。
「稼ぐ」というと日本の美徳論からは歓迎されないのかもしれないけど、明確な理由があってそのために「稼ぐ」と言える人はまわりから応援される。
このことにもっと前から気づいてたら、肩ひじ張らなくても良かったのにな~。
「なんのために働くのか?」「なんのために稼ぐのか?」があたまの中でグルグルしてる人に、あなたなりの気づきがあったらうれしいです。