
こんにちは、mika( @europe_life15)です。
5年半毎日使っていたパソコンがとうとう壊れました。
肌身離さず毎日使っていたのに目立った故障も不備もなく、5年半もよくもったな~と思います。
必要にせまられてパソコンの買い替えを急ぐことになって、リサーチしまくりました。
海外では日本のようにパソコンメーカーの選択肢は多くありません。
そして、海外居住者だからこその視点で見たパソコンの性能と昨日をウィンドウズとMacで比べたことをまとめてみました。
目次
故障かな?と思いはじめたらすぐリサーチ!
事態はいきなり、本当にいきなりやってきました。
放熱させるファンが「ウィンウィ~ン」と激しく鳴りはじめ、たまご焼きでもできそうなほど熱くなり、バッテリーは1時間も持たなくなってしまいました。
そして、みるみるうちに動作が重くなり1度のクリックで5分近くかかったり、次第に待っていられなくなりました。
毎日のように付き合ってきた相棒なだけに切ない気持ちはあるものの、買い替え時期が迫ってきている焦燥感で本格的にリサーチ。
すると、わたしの状況を考えるとどうやらMacが良さそうだな、ということがわかりました。
これまで20年近く慣れ親しんだウィンドウズとマイクロソフトを離れることに戸惑いも大きかったけれど、調べれば調べるほどわたしの状況的にはMacの方が合ってる。
Macを選んだ理由
パソコンの選択肢って幅広くなりましたよね。
安価なものから高価なパソコンまで揃い、その組み合わせも「価格」「機能性」「性能」で何通りにもなります。
自分で「この機能だけは譲れない」と決めていることが無ければ、どれを選んでいいのか迷ってしまいます。
わたしがパソコンを選ぶときの絶対条件は、
- メインのパソコンとして使えるノートタイプ
- 作業するのに十分な大きさのスクリーンサイズ
- 持ち運ぶのに支障がない重さ(女性でも重すぎない)
- バッテリーが長持ち
- 高性能
- 動作が早い
- デザインが好きかどうか(無機質なデザインは愛着に欠ける・・・)
そして見つけました。
わたしのわがまま条件をクリアしてくれたのが、Macの「MacBook pro 13 Retina」でした。
Macのここがいい
一般的に言われているMacの長所といえばこんな感じではないでしょうか。
- 立ち上がりが早い
- キーボードが打ちやすい(なめらかでとてもスムーズ)
- Windowsで出来ることはMacでも出来る(Windowsである必要がない)
- ウィルス対策ソフトを入れる必要がない(Macは標準装備)
- システムアップデートが自動配信(Windowsは新OSを購入する必要がある)
- Mac全デバイスで同期が可能(iphoneやipad)
MacBook pro 13 Retinaを選んだ理由
先に挙げた「パソコンを選ぶときの絶対条件」と「Macの好ポイント」を組み合わせて考えたとき、「MacBook pro 13 Retina」が良さそうだなと思いました。
MacBook pro 13 Retinaのここがいい
- 薄くて軽い
- 目に優しいスクリーン(Retina)
- 使いづらさを感じないスクリーンサイズ(13インチ)
- 放熱ファンが内蔵(薄さを誇るMacBook airにはない)
- パソコンの動作が通常よりも早い(ハードディスクがSSD)
そして、ここまでの諸条件だけでもMacを選ぶ価値は十分にありますが、わたしの場合は海外在住者だからこその視点で決めたもう一つのポイントがあります。
海外在住者が事前に確認したいこと
言語追加・設定が簡単
パソコンを購入する国によって、パソコン本体の言語は現地語になっています。
キーボードは現地語での配列でも日本語入力できるように設定できますが、パソコンを立ち上げたときの「ようこそ」や、スタートアップの表示、エラーメッセージの言語なんかはわかりやすく日本語に直したい!という方は少なくないと思います。
そのときの設定で必要なのが「言語の追加・設定」です。
標準設定されている現地言語のほかに、好きな言語を好きなだけ追加できて、さらにはパソコン本体の言語を好きな言語に設定できるというものです。
Macは言語追加・設定が驚くほど簡単!
Macではパソコン本体の言語もキーボード言語も簡単に追加・設定することができます。
iphoneやipadをお使いの方ならイメージしていただきやすいかと思いますが、「設定」→「言語」→「入れたい言語を選択」するだけの簡単ステップです。
そんな普通のことなのに何が特別なの?と思われますよね。
海外で生活していると、これがけっこう重要だったりします。パソコンの言語変更ができないといろいろと面倒なことが出てくるんです・・・。
言語変更できなくて修理に困った
パソコンが本格的に壊れたさらに1年前に、ハードディスクを交換しました。
そのときに言語変更ができず、とても苦労しました。
それまで使っていたのはWindows 7が搭載されたSonyのVaioシリーズ。マイクロソフト・オフィスが標準装備されていて(購入時点でパソコン内にインストール済み)、使い心地も良くとても気に入っていました。
でも、パソコンの電源を落とすとき頻繁にエラーメッセージが現れるようになり、修理屋さんへ持ち込みました。
でも、エラーメッセージは日本語。現地はスペイン語。
せめてパソコンの表示言語を世界共通の英語に直せたら良かったのですが、日本語表示以外はどの言語でさえも変更できず、結局エラー内容を通訳しながら対応しました。
無事にハードディスクを交換してもらったはいいものの、フォーマティングする際に電源を落とすときのメッセージ表示も、再起動の際の特殊な画面表示も、すべてが日本語のまま。
結局、店頭で通訳をしながらお店の人に立ち会い続けることになりました。
Windowsは言語変更できない?
何をするにもすべての表示が日本語のまま。これでは不便すぎる・・・と、いろいろ調べ見ました。
「ウィンドウズ」「言語」「変更」のキーワードでググり、検索結果にあった手法を片っ端から試してみました。
でも、その通りにやってみても、あるはずの設定項目画面が表示されていません。
そしてさらに深く調べてみたところ、衝撃の事実が発覚しました。
ウィンドウズのOS「ホームエディション」は言語変更できない
わたしが購入したVaioにインストールされていたOSは、Windows 7の「ホームエディション」でした。
購入当時はまったく気づきませんでした。このホームエディションは言語の追加・設定ができない仕様になっていました。
ホームシリーズ以外のエディションは、どれも言語追加・変更が可能です。
わたしのパソコンはホームエディションですから、何をしようにも物理的に言語変更できないわけです。
ググって調べた言語変更の方法は、どれもホームエディション以外。
夫が使っていたノートパソコンは「Ultimateエディション」のウィンドウズだったので、試しにググった方法で言語追加・変更してみると、普通にできました。
この件があって気づいたこと
この事実がわかってから、「次にパソコンを買うときは言語設定が簡単なもの!」と心に決めました。
ウィンドウズはOSのタイプによって言語追加・設定できるかが変わるけれど、その点Macは標準装備で言語変更が可能です。
パソコンの性能・機能はもちろん大事だけど、わたしにはこの「言語変更」も購入時に気にする大きなポイントになりました。
ウィンドウズからMacに変えると使いづらい?
わたしがはじめに気になったのはデータ作成とやり取りのことです。ウィンドウズ愛用者の多くはそこ気になりますよね。
仕事などで頻繁に使われるマイクロソフト・オフィスのワード(Word)やエクセル(Excel)が使えなくなったら利便性は悪いし、効率も悪くなる。
実際にわたしもすごく悩みましたし、最後の最後まで懸念材料でした。
が、時代は変わったんですねぇ。(ちょっとしんみり・・・)
今はウィンドウズで作られ・送られてきたワードやエクセルデータも、Macで普通に開いて作業できてしまうんですね。もちろんパワーポイントも同様です。
まさにMac・ウィンドウズの共存時代。マイクロソフト・オフィスが使えないと思っていたわたしにはうれしい誤算でした。
Macでもワード・エクセルが使える!
マイクロソフトの「ワード」「エクセル」「パワーポイント」は、Macで対応が可能です。
いまはコンパティブルになっていて、ウィンドウズとMac双方でデータをやり取りしても「ファイルを開く」「加工する」「保存する」は可能です。
正確にいうと、Macに標準装備されているソフトウェアがそれぞれウィンドウズに入っているソフトウェアに互換性を持っていて、それぞれが自動的に対応される仕組みになっています。
Windows | Mac |
ワード(Word) | ページ(Pages) |
エクセル(Excel) | ナンバーズ(Numbers) |
パワーポイント(Power point) | キーノート(Keynote) |
Macでワード・エクセルを使うとき
Macの仕様上、ワード・エクセルも使えることがわかりました。
でも、実際どうやってウィンドウズとMacでファイルのやり取りをするの?とイメージが沸きませんでした。
アップルストアで接客してくれた店員さんはMacBookを使っていて、毎日のようにウィンドウズから送られてくる資料やデータなどのやり取りをしているということで聞いてみました。
ウィンドウズで作った資料をMac利用者へ送り、内容を確認して返送してもらう場合を想定してみた
- ウィンドウズで資料作成(エクセル)し、Macへメール送信
- Macで添付ファイルを保存し、開く
- Macでデータを追加・変更し、保存
- Macからウィンドウズへメール返信、
- ウィンドウズで添付ファイルを開いて内容確認
日常的にあるこんなシーンも問題なくやり取りできるようです。
そして、今まで何のトラブルもなく対応できているとのことで、信用できる生きた情報を聞くことができました。
Macは右クリックが使えない?
Macに右クリックという概念が無かったのはひと昔前の話しです。
というわたしも、今回Macを買うまで右クリックは使えないと思い込んでいたんですが・・・。え、遅い?笑
Appleから公式に発売されているマウスは「なんでこんなに高いの?」と思わずびっくりするような価格ですが、同じようなデザイン・サイズでMacとウィンドウズ両用マウスというのもたくさんあります。
私はスペインのAmazonで買った、Mac・ウィンドウズ兼用マウスを購入して使っていますが、機能面では特に問題なく使えています。まぁ、機能面と言ってもマウスですしね。
今まで使っていたマウス。ワイヤレスで普通サイズ。使いやすくて結構気に入っていました。
そしてこれがMacにあわせて購入したマウス。スペインでは30€ワイヤレスで手のひらに収まりやすいスリム型
結論!パソコンの買い替えはMacがおすすめ!
海外生活をしている人なら特に、パソコンの買い替えはMacをおすすめします。
修理は世界各国にあるApple store(もしくは購入店)へ持ち込めばいいし、言語の追加・変更は簡単だし、Macユーザーは世界中にいるので何かを調べたいときはググれば世界中からの情報が手に入ります。
わたしはいまスペインで暮らしていますが、日本のパソコンメーカーがが海外事業を撤退したことで、現地の量販店から日本メーカーが消えました。
これによりカスタマーサービスも海外で受けられなくなりました。既に手元にある日本メーカーのパソコンは修理ができないケースも出てきます。生産終了で必要な部品の再調達ができかったりするためです。
実際にわたしが使っていたVaioシリーズがそうでした。海外事業からは撤退し(というよりパソコン事業そのものが無くなった)、カスタマーサービスもなくなりました。
その点も考慮しながら慎重に選んだのがMacでした。
Macとウィンドウズ、愛用者それぞれの意見や譲れないポイントなどもあると思いますが、今のわたしにはMacが条件にあっていました。
わたしの携帯はiphone、タブレットはipadというのもMacにしようと思ったきっかけです。
デバイスは違うけれどApple製品は同期できることが多くて、バックアップにも情報整理にも大助かりです。
もしiphoneもipadも使ってなかったとしても、Macのキーボードのなめらかさ・使いやすさ・軽量をとっても、きっとMac選んでいたただろうな〜と思います。
この情報は2016年7月時点のものです。