
こんにちは、mika( @europe_life15)です。
突然ですが、あなたは語学勉強に力を入れられていますか?
わたしは「Yes」でもあり「No」です。正直に話すと、なかなか上達していません…。必ず訪れる「停滞期間」とはまったく別の理由で、です。
もしかして、あなたも思い当たるところありませんか?
もう何年も「勉強しよう」と試みているのになかなか上達しない・・・と悩まれていたら、わたしと同じ壁にぶつかっているのかもしれません。
この記事では「がんばって勉強しても語学がなかなか上達しない3つの理由」と、その解決策を紹介しています。「あっ!」と思ったら部分的にでも実践してみてくださいね。
目次
語学がなかなか上達しない理由

理由①:人から言われた言葉に傷つく
「mikaはフランス語へたくそだよね」
そういわれたのは、今から5~6年前の「初フランス生活」中でした。
自分でもわかっていることを指摘されて恥ずかしさしかありませんでしたが、同時に「フランス語はもう話したくない」とも思った瞬間です。
カタカナ読みで日本人には発音しやすいスペイン語は「積極的に話したい!」という思いが強かったのに、フランス語は「できるだけ話したくない」とわたしの脳にインプットされてしまいました。完全に消極的です。
語学習得の近道は「下手でもいいから使う」「とりあえず場数を増やす」が鉄則なのに、これでは逆行していますね・・・。
理由②:期間を分けて複数言語を学ぶ
よく言われる「複数言語の同時学習」は、個人的には効果があると思っています。
たとえば、
- スペイン語と英語
- スペイン語とフランス語
- 英語とフランス語
スペイン語とフランス語は同じ「ラテン語」が元になっていて、語源が近くて一緒に覚えやすい単語も多いです。(イタリア語もそうですね)
英語とスペイン語、英語とフランス語もしかり。
英語はラテン語と他言語がまざりあってできた言語でもあるので、スペイン語-フランス語ほどではありませんが、やはり、語源が近い言葉は少なくありません。
「複数言語同時学習」に効果があると感じているなかでも、期間を別にした複数言語学習は効率が良くないと実体験で感じています。
- 1年間は〇〇〇〇語
- 次の2年間は別の△△△△語
- 次の1年間は再び〇〇〇〇語
といったように、数年単位で1言語をそれぞれ勉強していると、単語単位で繋げたり組みあわせできていた語学レベルは使わない期間に下がっていきます。
勉強中は、勉強している言語を積極的に使う。
そうすると、以前まで覚えられていた単語や言い回しなども使わないから衰えはじめます。
中途半端な状態で止まってしまっているので、勉強しなおすときには勉強をはじめた当初と同じ段階から復習することになり、「いつも同じところを勉強してる」感覚に襲われます。
上達が見られたころに学びをストップし、使わないから廃れていくわけですね。
理由③:環境に甘える
フランスに住んでいながらフランス語を話すことに消極的なわたしは、仕事が忙しいのを理由に家に引きこもったままの生活をしていました。(5ヶ月間完全引きこもり)
仕事と忙しさを理由に自分の消極性を正当化し、そんな環境に甘えてもいました。
現地に住んでいても、ほぼ会話しなくとも生活できてしまいます。
何か言われても「アジア人な見かけ」が後押しして「フランス語あまりわかりません」と言うと理解してもらえちゃうし、その環境もまた、フランス語に力を入れる必然性に欠ける理由だったと思います。
しかも、買い物は週末に夫と一緒か、平日なら夫の仕事終わりに買い物してもらっていたので「日常的な買い物シーン」でさえ無い状態。
いかに「フランス語を使わなくていい環境」を作っていたか、おわかりになると思います。
語学を上達させる4つのコツ

せっかく覚えたことが頭からどんどん零れ落ちていくのは、語学勉強に対して消極的になる理由でもありますよね。
では、「学びたい意欲」をキープするにはどうすればいいのでしょうか?
①言葉をそのまま受け取らない
人から言われた言葉にいちいち傷ついていたら身が持ちません。ので、わたしはこんな風に捉えるようにしました。
- いちいち傷つかない
- それはそれと言われた言葉をそのまま受け止める
過去に言われて傷ついたことをひっぱっているのなら、過去の状況を思い出して「言った相手も特別な意図はなかった」と思うようにしてみます。
たとえばこんな風に。
日本語を話す外国人にとても強いアクセントがあったとします。「それじゃ変なイントネーションだよ~!」と相手のためを思って指摘してあげた。
あのとき言われた状況はそれと似た感じなのかな~とでも思ってみてください。
②環境をつくりだす
どれだけ座学で勉強しても、使わなければ本当の意味で上達はありません。
ということで、積極的に「使わざるを得ない状況」を作り出してみる。これに限ります。
これって日常の中にもひそんでいて、「必ず注文しなくちゃいけない」のでカフェに行ってみる。でもいいと思います。
わたしは、犬の散歩で出会う人たちとあいさつしたり、パンが好きなのでパン屋さんへ行って注文の練習をしたり、カフェやお店でのやり取りからも実践を積むようにしています。
③交流したい相手をつくる
人は、ひとりでは生きていけません。
「現地の人と交流したい!」そんなふうに強い想いを湧きあがらせる何かがあれば、自然と「話したい」「もっと語彙をつけたい」「もっと勉強したい」と思えるようになります。
場数を増やすためにも、興味関心の幅を広げてみるのは効果的です。
同じ趣味をもった人、同じ年代の人、同じ志向の人、そんなカテゴリーから足を踏み入れていくのはハードルが下がっておすすめです。同い年・同年代は世界共通で仲良くなれるチャンスです。
アウトプットを工夫する
上に挙げた「②環境をつくりだす」と似ていますが、アウトプットの方法を工夫するのも上達への近道です。
ここでいうアウトプットとは、得たものをカタチにしてあればなんでもOKです。
- 勉強時のノートづくり
- 学んだことの発信
- 自分用のまとめメモ
- ノートの走り書きをまとめる
- ツイッターなどのSNS投稿
- コミュニケーションの方法
- ただ話してみる
などなど、思いつくものはたくさんあります。
ちなみにわたしは、先日から夫へ向けて「進捗管理」を英語で書いてレポートをあげることにしました。いわゆる日報的な位置づけで簡単に書けるものです。
わたしにはとても意味のある実践法だとわれながら感心してしまったので(笑)、このやり方については別の記事で紹介したいなと思ってます。
まとめ

がんばっても語学が上達しない。わたしの語学学習をジャマしていた理由はこの3つでした。(いまはこの3つだけど成長度合いによってはいくらでも変わります!)
- 人から言われた言葉に傷つく
- 期間を分けて複数言語を学ぶ
- 環境に甘える
そして、これらの理由を払拭させて上達するためのコツは、この4つでした。
- 言葉をそのまま受け取らない
- 環境をつくりだす
- 交流したい相手をつくる
- アウトプットを工夫する
結局、コツは理由の裏返しなんですけどね。
自分への備忘録をこめて、この記事を書きあげました。