
こんにちは、Mikaです。
今日はわたしのOL時代の学びで、
これを知っているとものすご~く生きやすくなる「二面性の考え方」をお伝えします。
一方でお礼を言われ、一方では批判される
日本でOLをしていたとき、わたしは求人情報誌&求人ネットサービスで入稿管理をしていました。
毎週何媒体もの原稿の締切をまとめ、1本のミスも漏れもなく原稿を入稿しなくてはならない総監督役という名の、おしり叩き。
決められた期日から逆算して入稿スケジュールを運用したり、原稿内容の校正・校閲からお申込み確認やお客さまとの折衝業務なども同時並行で行っていました。
社内締切を設けたとある企画進捗管理でのこと。
いつものように「提出済み・未提出」が一目でわかるように社内連絡を入れたら、不思議なことが起こりました。
『こういうふうに書かれると傷つくんですけど』
そう書かれた返信メールが届いたのです。
これまでもされていた運営の仕方で、社内からは『いつもありがとう。おかげで助かってるよ』と言われてきた、王道のやり方。
『傷ついた』
の文字に心が震えて、心臓がぎゅーーーーーーっと押しつぶされそうになるも、ここは社内。平穏を装わなきゃって思いながらも、事態がうまく消化できませんでした。
一方ではお礼を言われ、一方では批判される。
なんでだろう?
この時はほんとうに悩みました。
モノゴトには2面性がある
わたしの書き方がストレートすぎたのかもしれません。そこは十分に改善の余地があるなと心を改め、同じ意味を伝えながらも「相手に配慮した言葉づかい」を考える。
新しいことでもなんでもないのですが、頭がちぎれるほど意識しました。
その一方で、すべての人に配慮した文章だと、伝えたい内容のインパクトがぼやけてしまう。
当時のわたしに課された役割は、「一本もミスすることなく原稿を入稿させる」が第一目的なので、「原稿が漏れて入稿できなかった」は許されません。
一方の人たちに向ける言葉と、もう一方の人たちに向ける言葉。双方を傷つけない言葉…
で、あるとき気づきました。
モノゴトにはつねに二面性があるってこと。
見方が変わると二面性になる
- ありがとうと言ってくれる人たち
- 傷ついたと感じた人たち
1つの出来事に対して、2つの見方があるんですよね。
これって、ものすごく簡単に言えば、長所と短所にも似ているなぁ~と思うのです。
ほら、『長所は短所の裏返し』『長所と短所は背中合わせ』いろんな言われ方をされていますよね。それと同じです。
1つの事象はただ1つの「出来事」で、それをどう捉えるかは受け手の見方次第なのです。
二面性を考える
モノゴトには二面性がある。
そう捉えると、目の前の出来事がものすごい学びや喜びになったり、ものすごい悲しみや怒りになったり、いろいろ変化します。
ここです、ここ。
気持ちの変化を自分で気づけているってことは、モノゴトを二面性で捉えられてるってことなので、あとは自分が望む感情を選んであげればいいんですね。
たとえそれが、自分にとってショックな出来事だったとしても。
現にわたしは、いつもの「おしり叩きメール」で返信をもらった『傷つきました』の言葉に震えが止まらず半日は頭が真っ白。
いつもお礼を言われていることだし、良かれと思ってやったことが裏目に出てしまいました。
『傷ついた』って言葉にわたしも傷つき、意図していない予想外の展開に心ここに在らず。
そこからどうやって立ち直ったかというと、
- ここから学べることはなんだろう?
- わたしが改善できることはなんだろう?
って視点で、自分の身におきたことを自分以外の視点で考えられたからです。
望まない状況は成長のチャンス
仕事をしてると思いもよらないところで怒られたり指摘されたりしますよね。理不尽だと思うことも、正直、たくさんある。
実はそれって、成長の殻をやぶる大きなチャンス。
望まない状況が目の前に起こったら、一回りも二回りも成長できるチャンス。
生きていれば日々いろんなことが起こります。
でも、二面性の考え方を取り入れてあげると、議論・口論する意味すらなくなり、成長のチャンスがめぐってきた!と考えられるようになるので、ものすご~く生きやすくなります。
「そういう見方・捉え方もあるよね」って、相手の言葉をありがたく感じられるようになるので、二面性の考え方、かなりおすすめです。