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スペインのスーパーマーケット:地域別・用途別で選ぶ10店

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コノリー美香の自己紹介


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こんにちは、Mikaです。

私がスペインへ移住してきて、一番最初にチェックしたのがスーパーマーケットの充実具合です。毎日必要なものですしその品揃えは気になります。

最初は戸惑ったスーパーマーケット探しでしたが、すっかり住み慣れた今は用途によってお店を使い分けるようになりました。

飲み物や基本となる食品はこのお店、日用品はここ、品揃えを重視したい時はここ、他国ヨーロッパの商品が欲しい時はここなど。

日常生活には必須のスーパーマーケットですが、旅行のお土産探しにも何かと使えます。日本から友達が遊びに来るときは必ずいくつかのお店を紹介し、連れて行くととても喜ばれます。

バラ撒き用のお菓子からオリーブオイル、ワインやデリ各種、スペインコスメなどなど、多種類のお土産候補が集まるスーパーマーケットはお土産探しにもピッタリです。

そんなスペインの使えるスーパーマーケット10店をまとめてみました。

私の経験でリストアップしてみましたが、スペイン国内系のお店だけでなく他国ヨーロッパからの参入スーパーも入っています。

日本とは少し違うスペインのスーパーマーケット事情をお楽しみください!

【全国区】スペインで使えるスーパーマーケット

スペインのスーパーマーケットと言えば、、、

庶民に親しまれているメルカドーナ(Mercadona)と、品揃えとクオリティの高さがうれしい百貨店エル・コルテ・イングレス系列のスーペルコール(Supercor)がよく知られているところです。

どちらも全国区での展開ですので、スペインのどの地域に行っても必ず見つかるスーパーマーケットです。

1. 庶民派スーパーマーケット「メルカドーナ」(MERCADONA)

スペインで一番多く店舗展開してるといっても過言ではないほど、どの地域へ行っても必ず目につくメルカドーナ(Mercadona)。本当によく見かけます。

安さが魅力でお店独自のプライベートブランドを多く取り扱っているのが特徴です。

食品ではアセンダド(Hacendado)という名前で、消耗品や日用品などはデリプルス(Deliplus)という名前がプライベートブランドにあたります。

このDeliplusから出ているリップクリームは軽くて小さくて1つ1ユーロと、バラ撒き用のお土産にもぴったりです。

店舗情報
店名:メルカドーナ(Mercadona)
Web:https://www.mercadona.es/ns/index.php

 2. 百貨店系列スーパーマーケット「スーペルコール」(SUPERCOR)

そして、スペイン一を誇る百貨店エル・コルテ・イングレス(El Corte Ingles)の地下に入っているスーパーマーケットが路面店化したのがスーペルコール(Supercor)です。

デリや多様なワイン、ヨーロッパ各国の食品がいろいろ揃っています。

他のお店で見つけられなかった商品も、コルテ・イングレス(もしくは路面店のスーペルコール)へ行ったら見つかった!なんてこともよくありますので、必ずチェックしたいスーパーマーケットです。

お土産用の高級オリーブオイルなども、日本の販売価格とは比べものにならないくらい安く手に入ります。

また、百貨店エル・コルテ・イングレスの中に入っているスーパーマーケットは路面店のスーペルコールとほぼ同じ品揃え。店舗面積の違いが品揃えの違いといった感じです。私は近い方を選んでます。

ただ、エル・コルテ・イングレスならスーパーマーケット部門とは別のデリショップも併設されているので、そこの商品を見て回るのも楽しいです。

そこのデリショップ内にはラインナップは少ないけれど、醤油・ごま油・乾燥食品・ペットボトルのお茶などの日本食材も置いてあるので、日本食が手に入らない地域にお住いの方はエル・コルテ・イングレスに行くといいかもしれません。

店舗情報
店名:スーペルコール(Supercor)
Web:http://www.supercor.es/

百貨店:エル・コルテ・イングレス(El Corte Ingles)
Web:https://www.elcorteingles.es/

【地域別】スペインで使えるスーパーマーケット

続きまして、一帯の地域でしか展開していない地域別スーパーマーケットです。

どの地域の情報も、過去に私が住んでいた場所で実際に毎日使っていたお店です。

日本でもその地域でしか展開していないお店はありますよね。スペインではその地域一帯では街のあらゆる場所で見かけるほど現地での店舗展開が盛んです。

3. カスティーヤ・レオン州のスーパーマーケット「アリメルカ」(ALIMERKA)

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アリメルカ(ALIMERKA)はレオン在住時によく見かけたスーパーマーケットです。

スペイン北西部でのみ展開しているのか、カスティーリャ・レオン州以外では見かけたことがありません。

メルカドーナなどの全国区スーパーマーケットと組みあわせてよく利用しました。スペインのスーパーマーケットはどのお店もプライベートブランドが充実しているのですが、このアリメルカもしかりです。

店舗情報
店名:アリメルカ(ALIMERKA)
Web:http://www.alimerka.es/

4. アラゴン州のスーパーマーケット「エラルボル」(El Árbol)

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スペイン中央部、首都マドリードと第二の都市バルセロナの中間に位置するのがアラゴン州。

この州の州都であるサラゴサ在住時には、エラルボル(El Árbol)というスーパーにお世話になりました。

このお店で気に入ってたところは、お店のショッピングバッグ。

よく見かけるお店のロゴ入りショッピングバッグの他に、ゴロゴロと引けるショッピングカートがありました。

よくレジの前などで見かける、ショッピングバッグと同じように売られていて、しかもその値段は2〜3ユーロでした。

ショッピングバッグはどのお店でも独自のものを販売していますが、独自のショッピングカートを売っているお店はエラルボル以外に見かけたことはありません。天下のエル・コルテ・イングレス(またはスーペルコール)でもそんなお得な便利品は置いていません。

また、サラゴサ中心部にあるエラルボルでは、調理器具や生活雑貨なども売られていて、わざわざコルテ・イングレスやカルフールまで行かずに済んで便利でした。

店舗情報
店名:エラルボル(El Árbol)
Web:http://www.grupoelarbol.com/

5. バレンシア州のスーパーマーケット「コンスム」(Consum)

バレンシア発祥のスーパーマーケット、コンスム(Consum)

全国区スーパー代表でもあるメルカドーナも同じくバレンシア発祥。バレンシア州ではコンスムとメルカドーナの2店舗をとにかくよく見かけます。

プライベート商品しか並ばない印象のメルカドーナに比べると、コンスムの方がオリジナルブランドを多く取り扱っていたり調理器具なども置いてあるので、選択肢の幅は広がります。

プライベートブランド商品ではなくメーカーオリジナルの商品が欲しいときは、わざわざ遠くのカルフールまで行かずともコンスムである程度の用は足せてしまいます。

店舗情報
店名:コンスム(Consum)
Web:http://www.consum.es/

【外資系】スペインで使えるスーパーマーケット

スペインには他国ヨーロッパ(フランス・ドイツなど)から参入しているスーパーマーケットも少なくありません。

その国ごとの美味しいものが手軽に入手できるので、毎日のベーシックアイテムにプラスしてその品揃えを楽しんでいます。

6. フランス系スーパーマーケット「カルフール」(Carrefour)

私がいつもお世話になってるのが、カルフール(Carrefour)です。ここでは生活に必要なものが全て揃います

冷蔵庫・洗濯機・コンロ・掃除機・オーブンをはじめとした大型・小型の電化製品、携帯、書籍、文房具、車雑貨、ガーデニング雑貨、家具、洋服、靴、食器、調理器具、ボディソープ・シャンプーなどの日用品、食品、掃除用具、ペット雑貨や餌と、文字どおり全ての商品が揃っています。 他のスーパーに比べて全ての商品が安いわけではありません。

ですが、安さ求めてスーパーを何件もはしごするより、10センチモ(スペイン語でセント:日本でいう10円)くらい高くついても1つの場所で全て揃う方が時間の効率がいいと思われる方には強い味方です。

私のおすすめは各国のチーズ。フランス・イタリア・イギリス・オランダなどのチーズがたくさん揃い、特にフランスの濃厚クリーミーなチーズは行く度に買ってしまいます。

店舗情報
店名:カルフール(Carrefour)
Web:http://www.carrefour.es/

7. フランス系スーパーマーケット「アルカンポ」(Alcampo)

alcampo

カルフールに続くフランス系スーパーマーケットの、アルカンポ(Alcampo)。 こちらも雑貨から食品まで揃うのが特徴ですが、品揃えはカルフールには及びません。簡易版カルフールといったところでしょうか。また、店舗数が少なくあまり見かけません。

そして、アルカンポもカルフールと同じくフランス系スーパーマーケットなので、前述したおすすめなフランスの濃厚クリーミーチーズはここでも手に入ります。

商品の幅は多少違いますが、5〜7種類のチーズアソートが1パック7ユーロとお得でした。

店舗情報
店名:アルカンポ(Alcampo)
Web:http://www.alcampo.es/

8. ドイツ系スーパーマーケット「リーデル」(LiDL)

ドイツ系スーパーマーケットで使えるのが、リーデル(Lidl)です。

リーデルが定期的に開催している各国フェアは、毎回お客さんが大殺到するほどスペインでは大人気です。

フランスフェア・イタリアフェアではそれぞれのチーズやワインがお買い得価格で並び、アジアンフェアでは日本食材や中華・オリエンタルな食材が置かれていたり、抹茶アイスなども売られていたりします。

そして、リーデルといえば「パリッポリッなウィンナーが買えるお店」として、スペイン在住日本人に知られています。

あの日本で食べていた「シャウエッ○ン・ウィンナー」のような、パリッポリッな食感が味わえるウィンナーは他ではほとんど売られていません。

美味しいソーセージが買えるリーデル」です。

店舗情報
店名:リーデル(Lidl)
Web:http://www.lidl.es/

9. ドイツ系スーパーマーケット「アルディ」(ALDI)

リーデルに続いて人気の高いアルディ(Aldi)もまた、ドイツ系のスーパーマーケットです。お買い得な価格設定のリーデルよりもさらに安く、主婦の強い味方です。

私がアルディでおすすめしたいのは、何と言ってもクロワッサン。美味しいクロワッサンが食べたいときにアルディへ行くほど気に入ってます。

さっくさくでバターの香りたっぷりなクロワッサンが1つ30センチモ(日本円で40円ほど)と、とにかく安くて美味しいです。このクオリティでこの価格、最初は何かの間違いかと思ったくらいです。

スペインのクロワッサンはさくさくとは程遠い「パン」といった感じ。フランスのクロワッサンのような、そそられるバターの香とたっぷりの空気を含んだサクサクのクロワッサンは貴重です。

それともう一つおすすめなのが、野菜コーナーにひっそりと置いてある椎茸

新鮮さ・大きさ・値段も合格点なシイタケは、1パック1.5ユーロとアルディが一番安かったです。ここでシイタケを買うようになってから、和食の幅が広がりました。

店舗情報
店名:アルディ(Aldi)
Web:https://www.aldi.es/

10. スウェーデン系スーパーマーケット「イケア」(IKEA)

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イケアと聞くとリーズナブルでおしゃれな家具が揃う北欧の家具屋さんですよね。この記事はスーパーマーケットの紹介ですので「何でイケア?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

確かにイケアは家具屋さんです。ですが、このイケアの中に入っている小さなデリショップが意外と使えるのでリストアップさせていただきました。

この店内で一番のおすすめは、チューブ式のたらこペーストです。このペーストがあれば、日本で食べていたようなたらこパスタが自宅で簡単に作れます。

海外在住者の間では知る人ぞ知る隠れ技で、私もたらこパスタ目的で実際に購入しています。

使い道は他にも、お好み焼きのタネに混ぜて「たらこ餅チーズ味」にしたりして、スペインでは貴重な「生たらこ」を楽しんでいます。

チューブ式なので使いたい分だけ出して、しっかり蓋を閉めれば衛生的にも安心です。とはいえ生物なので開封後の消費はお早めに。

店舗情報
店名:イケア(IKEA)
Web:http://www.ikea.com/es/es/catalog/categories/departments/food/

スペインで使えるスーパーマーケット まとめ

いかがでしたか?

スペインで使えるスーパーマーケットと言っても、地域別・国内系・外資系とそれぞれに違う特徴があって面白いですよね。

毎日行くスーパーだけに、同じものばかりで飽きてしまう。そんな時は他国スーパーマーケットと組みあわせてバリエーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。

また、スペインへ旅行される方もぜひ、地元のスーパーマーケット巡りを旅のスケジュールに入れてみてください。

難しいお土産探しも特別なお店へ行くことなく、スーパーマーケットで解決するかもしれませんよ!

ABOUT ME
Mika Connolly
コノリー美香。海外認定コーチ。2020年東京オリンピック出場候補(女子陸上)選手メンタルサポートコーチ。キャリア・ライフサイクルの変化にも上向きに人生をシフトして、自分らしく生きたい女性の自己実現をサポートしています。クライアントは世界14ヶ国在住。/ ▼無料メールレター
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