
こんにちは、スペイン在住のmika( @europe_life15)です。
わたしのブログはWordpressを使って自作しているのですが、先日テーマを変えたらあれよこれよという間にエラーが多発していました。
はい、Googleサーチコンソールから「構造化データが不適切だよ!ちゃんとしてくれなきゃ困る!」という「構造化データエラー」です。
このエラーを解消すべく、いろんな解決法を片っ端から試しました。詳しい人にも聞きまくりました。それでもダメだった。
なのに、こんな簡単に「一瞬で」直せる方法があったなんて。。
- テーマのphpを変えて・・・や、
- 子テーマに新たなファイルを追加して・・・
などといった難しいことは一切していません。
この記事では備忘録の意味を込めて、また、同じ問題でつまづいてる人のために「わたしがドツボにハマった現象と解決法」をシェアしたいと思います。
目次
そもそも「構造化データエラー」とは?
この記事をご覧になられている方は、すでに「Google サーチコンソール」や「Google アナリティクス」というツールはご存知かつ活用されていることと思います。
じゃないとこのタイトル名からクリックはしないですよね?なのでサーチコンソールがどんなものかの説明は省きますね。
まず、構造化データとは・・・
とあります。
もっとわかりやすくしてみると、
そのパトロールをする上で、ロボットでも判断がつくように「最低限の記事情報は設定してね。じゃないと判断できないからグーグル上では評価しないよ。評価してほしかったらちゃんと必要条件を設定してよね」
といった感じでしょうか。
構造化データエラーは放置していてもいい?
このエラー現象を調べていると、「構造化データにエラーが出ていてもグーグルの評価には影響しない」という意見に出会いました。それも結構多くの方が言っています。
が、わたし自身は「評価に響かないっていうけど肝心の記事情報(内容・作成者・公開日)がクローラーに判断してもらえないなら、影響でるよね・・・・きっと?」と、どうしてもエラーを解消したかった。
いくら「放置しておいていいエラー」でも、それらはやっぱりエラー。記事が増えるたびに数百のエラーが多発していたら、なんだか嫌な気分になりませんか?何百のエラーを放置してるサイトって、グーグル的にはどうなんだろう?とも思いまして。
ということで、エラー解消に重い腰を上げました。
テーマを変えると構造化データエラーが変化する

構造化データエラーとの闘いはこれが初めてではありません。
過去に何度も同じエラーが多発し、その度に泣きそうになりながら解決策を探して試してみるも全くうまくいきませんでした。なぜならそれは、テーマによって使われているコーディングや式が違うからです。
検索して辿り着いた「回答」らしき解決法は片っ端から試しました。
分からないなりに見よう見真似でphpのコーディングを追加してみたり編集してみたりいろいろやったけど、それでもダメだった。もう放っておこうか・・・とも思いました。
わたしはつい最近、当ブログデザインを一新しました。テーマを変えたのです。するとこのありさま。。
それまで使っていた「Affinger(アフィンガー)4」はSEOにめっぽう強く、構造化データの設計などもしっかり考えられているのか、アフィンガー4を使用しているときに構造化データエラーは出たことがありません。
ということは、この構造化データエラーの出現はテーマによって変わるということなんだと理解しました。
わたしが陥った構造化データエラーの現象
わたしの頭を悩ませてくれた構造化データエラーは「hatom」の「マークアップ:microformats.org」というものでした(赤枠と矢印で示している部分です)。
画像を見てもらえればお分かりになるかとおもいますが、構造化データエラーにもいくつか種類があるようです。わたしの場合は先頭行の「hatom」でした。
テーマを変えたのが6月3日で、それと重なるようにエラー数が激増しているのがわかります。
「エラーが発生したアイテム」にある赤い「!」マークにエラー数が表示されていて、これをクリックするとエラー内容の詳細が表示されます。
これがエラー詳細です。当サイトで公開した記事ページURLと、エラー内容が表示されています。
よく見るとどの記事ページURLでも同じ3つのエラー、「updateがありません」「authorがありません」「entry-titleがありません」が繰り返されています。
各記事ページ詳細がひとまとまりになっていて、クリックできるようになっていますのでクリックしてみます。すると、下のような小さなウィンドウが表示されます。

青いボタン「ライブデータをテスト」をクリックすると、テスト中表示を経て下のようなテスト結果が表示されます。
何が構造化データエラーを引き起こしているのかを知る
ここでわたしが不思議に思ったのは、エラーが出ている原因は「hatom」ではなく「Article」という別のくくりだったことです。
この「Article」ボタンをクリックすると詳細が見られます。
それぞれ赤文字・×マークのついてる項目を選択すると、左側にあるコーディングのうちどの辺りでエラーを出しているのかが分かります。(赤文字をクリックすると対応のコード場所がわかるようになってます)
わたしの場合、赤文字エラーは4つ。どれも同じ範囲にエラーがかたまってることがわかりました。
この記事ページの先頭部分、以前にもどこかで何か別のエラー解消したときに関係していた気がする・・・。なんだったっけ。
と思いながら、調べに調べてググり倒しました。
phpをいじって子テーマへアップロードしたり、function.phpにコードを追加したり、構造化データエラー解消用プラグインを試したり、可能性のある解消法をどれだけ試してもダメ。正直、心が折れかけました。そんなとき1つの記事に出会ったのです。
http://www.zinntikumugai.com/2017/03/24/-2386-/
この記事の後半、「Articleとは」にヒントが隠されていました。
入れているプラグインを見直す
参考記事と同じく、当ブログも「All in one SEO」というSEO対策のプラグインを入れています。
あ、そうだ。前に別のエラー解消で手こずったときもこのプラグインが原因だった。記事ページのコーディングも上の方にあった記憶がある。ってことは犯人はAll in one SEOじゃないか?
と、早速All in one SEOの設定を確認してみると・・・
やっぱり。
構造化データエラーの犯人は「All in one SEO」だった
All in one SEOの一般設定にある「Schema.org マークアップを使用」という項目のチェックボタンを外し、変更を保存します。
その後、キャッシュクリアを実行してから、再度「構造化データのテスト」を行います。
構造化データエラーが一瞬で消えた!
All in one SEOの設定を変更し、構造化データ テストツールで検証し直してみると、、
エラーが無くなっています。
「やった!!!!!!!!!!!!!!!」
という思いと、
「あんなに苦労したのに犯人はプラグインで、しかも一瞬で直るなんて・・・」
の2つの感情が同時に込み上げてきました。が、悩まされていた構造化データエラーとも当分はおさらばです。
構造化データエラーに悩んだら「All in one SEO」を疑え!
これが「わたしがドツボにハマった構造化データを一瞬で解消する方法」でした。
わたしのケースではコーディングが原因ではありませんでした。ということは、今使っているテーマには問題がなかったということです。
犯人はプラグイン。All in one SEOを入れている方で何をしても構造化データエラーが解消できない!という場合は、該当項目のチェックボタンを怪しんでみてください。
All in one SEOだけでなく、その他のSEO系プラグインでも同じことが言えるかもしれません。入れているSEO系プラグインの項目をもう一度確認してみてください。もし似たような項目でチェックが入っていたら、それが怪しそうです。