スペイン人にも人気の高い日本のらーめん。
スペイン第三の都市バレンシアで居酒屋を営む日本人オーナーが、2店舗目としてらーめん屋「Ramen Kuma」(らあめん くま)をオープンさせたのは年が暮れ始める昨年末のこと。
スペイン人に受け入れられる、日本のらーめん
1店舗めの居酒屋「TORA」は数年前のオープン当初から今も予約が取れない人気店として、現地スペイン人に受け入れられ、在住日本人行きつけのお店となりました。
2店舗めである「Ramen Kuma」もオープン前からの噂とオープン後の口コミが広がり、あっという間に行列のできるお店として知られることになります。
在住日本人の間では「居酒屋の次はらーめん屋が欲しい~!」と常に言っていましたから、Kumaオープンの噂を耳にしたときは「待ってました!」と言わんばかり万々歳ものでした。
日本の製麺機で麺に拘り、醤油 ・ 味噌でシンプルに
麺に拘りたかったオーナーが日本から持ち込んだのが日本の製麺機。同じスープでも麺が違うと触感が変わり、全体的なクオリティが変わってきてしまいます。そこで日本の製麺機を使って自ら麺を作ることで納得のできるらーめんが出来たとか。
そんならーめんはシンプルに2種類。醤油・味噌のみです。
こちらが醤油味。

こちらは味噌味。

自家製チャーシューと煮卵が在住者にはうれしいトッピングです。
らーめんの前にスターター(前菜)として餃子とから揚げ。食後のデザートはわさび味のアイスクリームを。
さらに、写真にはありませんがメニューの中にはカレーライスも。茄子のベジタリアンカレーが定番メニューとして仲間入り。友達やカップルで来て、らーめんとカレーをシェアしていたスペイン人グループを結構見かけました。
熱いものが苦手なスペイン人?日本人は特注で熱々を!
スペインで生活していると気づくのが、スペイン人は熱いもの・辛いものが苦手だということ。もちろん人によりけり・・・というのもありますが、全般的に当てはまる事実としてよく言われています。
熱々らーめんを好む日本人には熱さに若干物足りなさを感じる人もいるようですが、そんな私たち日本人の要望も叶えてくれるのがシェフでありオーナーのこうじさん。
注文時に「らーめんは熱々でね!」の意味で「Muy Caliente」(ムイ カリエンテ)と一言付け加えると、通常より熱めのスープで出してくれます。

営業時間は火曜-土曜の夜、20:30~23:30まで。
(不定期ですが土曜ランチしている時もあります)
予約は受け付けていませんが、らーめん屋なので他のレストランと比べると回転率が高く待ち時間は短め。レストランでのコース料理と違ってがっつり食べ過ぎることもなく、サク飯するのにぴったり(しかも美味しい)なお店が出来ました。
それでいてお値段もお手頃。らーめん一杯8.5ユーロ、カレーが7.5ユーロ、キリンやアサヒなどの日本銘柄ビールが2.6ユーロと、良心的。
日本食レストランというと高値なお店が多い中、このRamen Kumaは気軽に美味しい日本食が頂けるとあって、在住者はもちろんスペイン人からも親しまれているお店です。
Ramen Kuma(らあめん くま)
https://www.facebook.com/Ramen-Kuma-1640524776198239/
Carrer del Pintor Salvador Abril, 6, 46005, Valencia, Spain
この情報は2016年3月時点のものです。