
こんにちは、Mika( @europe_life15)です。
突然ですが、日本で購入したiphoneが海外で使えないってご存知ですか?
わたしは日本で購入したiphone 4Sを持っていました。キャリアはauで、日本の携帯番号を保持したまま数年間、海外生活を送っていました。
日本にいた頃と同じ番号でいつでも家族と連絡がとれるようにと思ってキープしていましたが、海外生活が長くなるにつれてその必要もなくなってきました。
そこで、たまたま仕事で数日だけ帰国できるタイミングにめぐりあったので、一時帰国にあわせて解約することにしました。
よくわからない2年縛りの違約金1万円を支払わされ、「解約するのに結構な額取られるって意味がわからない・・・」と少し頭にきましたが、無事に解約し、スペインへ戻ってきてからあることに気づいたのです。
このiphoneは海外で使えない・・・。
この記事では、わたしが実際に陥った、日本のiphoneの衝撃事実とその対策をシェアしたいと思います。
わたしと同じように古いiphoneを持っている方で、海外へ渡航される方は要注意です!
目次
SIMロックが原因でauのiphoneが使えない
日本で購入したiphoneは、キャリアと呼ばれる電話会社のロックがかかっています。いわゆる「SIMロックされている状態」です。
海外では、SIMロックされている状態を「キャリアロック」と呼びます。
このSIMロックがされたままだと、たとえ日本国内であってもそのキャリア以外の電波を拾わない仕組みになっています。iphoneを購入した電話会社の電波しか拾わないということです。
もちろん、機体をそのまま海外へ持っていき現地で購入したSIMカードを入れても電波は拾いません。もはや電話としての役目を果たさない構造になっているのです。
わたしがiphoneを購入したのは日本のauです。何年も前ですが、au店舗のカウンターでiphone 4Sを購入しました。
auのSIMロックiphoneは海外のSIMカードを入れても使えない

auでの解約を終えてスペインへ戻り、このiphone 4Sを仕事用に使おうかと思っていました。
プライベートではiphone 6を使っていました。持っていなくても困らないしほとんど使わないので、わざわざ仕事用に携帯を買う必要性はありませんでした。
まぁでも、使ってない端末があるなら・・・、現地(スペイン)の電話会社から発行されてるSIMカードを入れてプリペイド式に持っていてもいいかな、と思ったのです。
そこでいろいろ調べてみたら、驚愕の事実が発覚しました。
日本のキャリアで購入したiphoneはスペインでは使えない・・・。
正確にいうと、日本のキャリア「au」で購入した「iphone 6以前」の端末はキャリアロック、いわゆるSIMロックが解除できない仕組みになっているので使えません。
auショップからの正式回答
お店の人の言うことが信じられず、翌日にauのカスタマーサービスへ電話して真相を確かめてみました。
やはり、上述した通り。
「au」で購入した「iphone 6以前」の端末は、SIMロック(キャリアロック)が解除できない構造
になっていました。
ということは・・・
このiphoneは結局ゴミ同然??
現地で売るにもSIMロックが解除できず、売るにも売れない?
もしくは、Wi-fiを繋げた状態以外では使えないということ?それってパソコンと同じ・・・。
海外のSIMカードだけでなく、日本国内でも同じです。auのロックがかかった状態で他社DocomoやSoftbankのSIMカードは使えません。
先にお伝えしたとおり、日本国内であっても他社の電話会社の電波は拾わない仕組みになっているのです。
SIMロック解除できるauの端末はiphone 6以降

auから購入したiphoneでもSIMロックを解除できる機種もあります。それが「SIMフリー」と呼ばれる、iphone 6以降のシリーズです。
SIMフリー端末であれば、auへ連絡して「SIMロック解除の手続き」を申し込むだけで問題なく解除でき、SIMフリー端末としてその後も使うことができます。
SIM解除された端末はどの電話会社の電波も拾うことができるので、次に契約したい電話会社を選ぶにも縛りはないですし、格安SIMカードなどを利用することもできます。
でも、これができるのはiphone 6から。
それ以前のiphone 5・5Sも、iphone 4・4Sもロック解除ができない構造になっているので、auから購入したそのiphone端末を電話機として再利用することはできません。
その後もauで契約を続ける以外にはないということです。
SIMロック解除できないauのiphoneは素早く売るが得策

こんなことなら一時帰国したときに売ってしまえばよかった・・・。正直にそう思いました。もっと早く知っていたら・・・と、何度も後悔しました。
現地スペインで売ろうと思っても、SIMロックされている端末の買値なんてたかが知れています。だったら日本へ帰国したときに中古買取などで売ってしまえばよかった。
実際、帰国前に買取相場は調べていたんですよね。
2017年の1月時点(ネット見積もり)で、iphone 4Sは1500円~3000円程度。
iphone自体の状態はとても良かったです。大事に使っていましたし。
でも、わたしは外箱を保管していなかったし、説明書もなかった。そして充電コードも壊れてしまって持っていなかった。あるのは機械そのものだけ、という状態でした。
そうすると買取価格は激減してしまって、最高でも3000円程度。それなら持って帰ってスペインで使った方がいいや~と思ったのです。
iphoneの買取サービスは賢く選ぶ

前回の一時帰国で売却しようと考えていたとき、情報収集がてら数ある業者を調べ、その中から目星をつけた2・3社へネット見積もりをしてみました。その結果が1500円~3000円です。
あまりにも低い金額にびっくりしたのと、この金額じゃ売る意味あるのかな?と思ったのが正直な感想です。
SIMロックが解除できずに現地スペインで使えないと最初からわかっていたら、値段関係なく処分していたと思います。だって持っていても使えないんですもの。
そしてこの事実がわかり、次に帰国するときこそは売ってしまおうと決意し、いろいろと業者を調べ直しました。
一時帰国中に素早く売ってしまいたい。その目的で見つけたサイトがこの2つです。
どちらのサービスも手間が少なくて速いのが、時間に限りのある一時帰国者にはありがたいです。使い方も簡単で、「連絡→発送→入金待ち」だけです。
- ネットで申し込み
- 品物を箱に詰める
- 自宅に集荷しにきてくれる
- 査定後すぐに買取金額を入金してくれる
早いときは査定後同日に入金してもらえることもあるそうです。これはうれしいですよね。
個人的にはT-POINT(ティーポイント)が使えるスマホ買取 ネットオフが便利なんじゃないかと思います。
結論:auで買ったiphone 6以前の携帯は使い道がない

今回の件でわかった衝撃の事実。まさかロック解除がこんなに難しいものだとは思ってもみませんでした。
調べれば調べるほど、auのiphone 6以前の端末をロック解除するのは至難の業で、裏業者みたいな人たちでも解除できないとか。
こうなったら手元の古いiphoneはパソコン同様に使うか、日本にいる誰かにあげるか、売却処分するかの3拓しかありません。
わたしは今使ってるiphone 6とipadがあるので、自宅でわざわざ古いiphone 4Sを使う必要性がなく、売却処分か誰かにあげるかの2拓です。
パソコンもそうだけど古くて使わない端末を残しておくのは、場所も取るし個人情報管理するのも大変だしで極力処分したい派のわたし。
スペインで使えると思っていたのに大きな誤算でした・・・。
ちなみに、フランスでは使えるんじゃないか?と淡い期待を胸にいくつかの専門店へ行ってみましたが、答えは同じ。やっぱりauのiphone 6以前はロック解除できないとのことです。業者の人にはっきりと言われました・・・。
ということで、auのiphoneをお持ちの海外在住者の方、または留学や仕事などでこれから海外へ出られる方は、端末を購入した電話会社とiphoneの世代(シリーズ)には要注意です!
iphone 6以前のau iphoneを使われてる方は、渡航前にiphone 6以上へ機種変更し、SIMロックを解除しておくことを強くおすすめします!