
こんにちは、Mikaです。
南仏ニースは世界中から観光客が押し寄せる、人気の観光地です。
この記事では在住者であるわたしの目線から選んだ「短時間のニース観光でおすすめな黄金コースをご紹介します。
記事後半ではわたしが実際に使った観光コースをご紹介しているので、ぜひ参考になさってみてください。
それではどうぞ!
目次
そもそも、なぜ短時間観光なの?
観光するときわたしは1つの都市をゆっくりまわりたい派。
なのでついつい滞在を長めに取りがちです。
でも日本からくる友人や観光にいらっしゃる方の中には、1都市たった数時間の滞在で次へ移動するという人も少なくないことを知りました。「弾丸」と言われる旅行スタイルですね。
その都市の魅力を十分に味わう前に次へ移動しなくてはならないので、「その街の魅力を知り損ねているようでもったいないな~」と思っていたのですが、短時間移動を好む人なりの理由をはじめて聞きました。
- 少ない休みや機会を使って、できるだけ多くの都市を見てみたい。
- その中で「これは!」と思える街を探す旅なので弾丸でOK。
- 長く滞在したい!と思える街に出会ったら次回の旅でゆっくり訪問。
これは実際にわたしの友人がニースへ遊びに来たときに(もちろん弾丸で)話してくれたことです。
「そっか、お休みの少ない日本ならなおさらなのかも?」と思い、短時間でニースの魅力を最大限に味わえるコースを友人たちに案内しました。
その後、観光ガイドに関するお問い合わせでも短時間観光の希望をされる方が少なくないことを知り、今回の記事で公開することにしました。
ニース滞在はたったの5時間。
「短時間でもニースの魅力を最大限に味わいたい!」という要望にぴったりな、ニース滞在4時間で絶対にしたい3つのことをご紹介したいと思ったのが、当記事のきっかけです。
ニース短時間観光で絶対にしたいこと ①ニースの海

ニースといえば、碧い海岸!海!を連想する人は多いと思います。
まさにこの海を見たさに世界中から人が集まるといっても過言ではないほど、ニースの海は何かを持っています。(とわたしは思ってます)
観光シーズン真っ最中は人が多すぎるし暑すぎるしで地元の人は避ける傾向にありますが、何か考え事をするのにふら~っと行きたくなるのがこの海です。
ニースの海は石浜です。
砂浜ならず石浜に腰を下ろしてただ海を眺めているだけで、贅沢なひとときを感じてもらえるはずです。
プロムナード(遊歩道)から海を眺めるだけでも素晴らしい景色を前に思わず顔がほころんでしまうのですが、時間が許すならぜひ石浜まで降りて波打ち際へ行ってみてください。
たった数メートル海に近くなっただけなのに、ものすごい開放感に触れられます。
ニースといえばこの海。
この海を見なければニースに来たとはいえないほど、観光には絶対に外せない場所です。
ニース短時間観光で絶対にしたいこと ②古城跡

海岸からニースの海を見たら、次はニースの海を全貌できる古城跡「ル・シャトー」(Le Château)へ登ってみてください。
ここから見える景色は、言うことなしに美しいです。

古城跡の頂上からは、全く異なる3つの景色が一度に見られます。
ニースの海岸、港、市内が見渡せ、パノラミックでフォトジェニックな景色が堪能できます。



この古城跡へ上るには2つの手段があり、徒歩かエレベーター。
徒歩で上がる際の階段は2カ所で、海岸側と港側にそれぞれ1つずつです。
エレベーターは海岸側の階段裏にひっそりとあって見落としがちですが、有料で使用することができます。
また、階段で上がる際はその位置にご注意ください。海岸側と港側の階段は真逆の位置にあります。観光ルートによって登りやすい方からどうぞ。
個人的には見つけやすくて利便性が高い、海岸側の階段から上るのがおすすめです。
階段を上りながらも素晴らしい景色を見ながら上っていけます。疲れる足を奮い立たせるためにも、海岸側の階段の方が上りやすいと思います。

階段を上り切ったら、大きな公園と小さなバーが目に入ります。疲れたらここで休憩するも良しです。
バーのテラス席(海寄り)から臨める素晴らしい景色とともに飲む一杯は最高です。



この古城跡は、ニースの海岸・港・市内を見渡せる唯一の場所です。ニースを訪問されるなら絶対に外せない場所です。
ニース短時間観光で絶対にしたいこと ③旧市街

ニースの旧市街は込み合っていて迷路のようになっています。
何百というお店やレストランが所狭しとひしめきあい、一度通っただけでは道順を思い出せないほど複雑です。
何百は言い過ぎかもしれませんがそのくらいたくさんのお店が並び、バラエティ豊か。現地ニースっ子の日常生活や食卓を支えていたりもします。

- チーズ屋さん
- フレッシュパスタ屋さん
- 限定チョコレート屋さん
- スイーツ屋さん
- デリショップ
- お土産屋さん
- 雑貨屋さん
- 生地屋さん
- 洋服屋さん
- 靴屋さん
- レザー屋さん
などなど。

上記のお店にプラスしてカフェ、バー、レストラン、ジェラート屋さんなどが加わることになります。旧市街にある飲食店だけでも相当の数です。
そして日曜日以外の毎日は、フラワーマーケットと呼ばれる青空市場が現れます。

多くの人で賑わうマーケットは、お花だけでなく食材なども立ち並ぶニース市民の台所ともいえる場所。
開催時間はお店によりますが、朝8時ごろ~13時過ぎくらいまで開けているお店が多いです。どのお店も開いている午前中の早い時間帯に行くのがおすすめです。





ニース短時間観光の黄金コースはこれ!
ここまでご紹介した「ニース観光で絶対外せない3つのこと」をまとめて、黄金コースを作るとこうなります。
仮に、朝10:00~ランチ後14:30までの4時間半だとすると、、
- 10:00 ニース駅
徒歩移動(25分)
市内メイン通りでウィンドウショッピングを味わいながら
↓
↓ - 10:25 ニース海岸
所要時間(20分)
写真を撮ったり石浜に降りてゆっくり海を眺めたり
↓
↓ - 10:45 移動開始
移動時間(15分)
ニース海岸をそのまま歩き階段(海岸側)で頂上まで上る
視界が開けているので写真を撮りながら
↓
↓ - 11:00 古城跡
所要時間(40分)
頂上まで上る
写真スポット3つ(海岸・港・市内)を制覇
↓
↓ - 11:40 移動開始
移動時間(10分)
来た道の階段を下りて旧市街へ
↓
↓ - 11:50 旧市街散策
所要時間(40分)
フラワーマーケットで買い物したりお土産見たり
美味しいチョコレート屋さんでつまみ食いしたり
旧市街をあてもなく歩いてみたり
目当てのお土産探しに夢中になったり
↓
↓ - 12:30 ランチ
所要時間 1時間半~2時間
フランスの食事は前菜・メイン・デザートの構成
込み合ってる時間は食事終了まで2時間かかることも!
旧市街はレストランがたくさんあるので選択肢豊富
↓
↓ - 14:00~14:30 ランチ終了
- 14:30 ニース短時間観光終了
といった感じでしょうか。これでぴったり4時間半です。
お土産とおやつに、ニース限定の高級チョコレート屋さんもどうぞ!
短時間でもニース観光は大満喫できる!

この短時間観光プランは、実際にわたしが使ったスケジュールです。
日本から来た友人はニース滞在が6時間。この中に到着から市内までの移動、市内から空港までの移動を含んでいるので、実質使える自由時間は5時間弱でした。
この5時間の中でランチを2時間半費やしたので(積もる話が多くて・・・)、市内を散策できたのはたった2時間半。
この少ない時間でニースの魅力を存分に味わってもらうため、まさにご紹介したような黄金コースとスケジュールで観光をこなしました。
時間に余裕があればもっと案内したい場所、連れて行ってあげたい場所はたくさんあったのでわたし的には不完全燃焼だったのですが、それでも友人たちは大・大・大・大満足でニースを後にしました。
「ニース最高!」と言ってくれた彼らの顔が忘れられません。短い時間だったけれどニースの魅力は十分に伝わってくれたのかな?と思っています。
もしあなたの滞在プランに時間の余裕があるのなら、ニース新市街や美術館、近隣や近郊の村などへもぜひ足を伸ばしてみてください。
ニースの魅力にハマるだけでなく、近郊の村へも恋に落ちるかもしれませんよ!