
こんにちは、Mikaです。
日本ではすごいニュースになっていたようですね。
国民的アイドルグループの嵐が休止宣言をして、そこから学ぶことがありました。と、クライアントさんからご報告をいただいて知りました。
そのあとSNSのいろんなところで嵐休止のニュースを目にしてわたしなりに感じることもあったので、いまこうしてブログ書いてます。
嵐の活動休止ニュースはこちらをご参考ください。
休むのが下手な日本
わたしは32歳まで日本で過ごしました。日本で生まれ、日本文化に育てられ、大人になりました。いわば「純日本人」です。
社会人として仕事をはじめたのが21歳。それから31歳までの10年間はまいにち仕事に明け暮れていました。途中で休憩したり、ペースダウンしたことももちろんありました。でも、心のどこかで「休むこと」を許せていなかったように思えます。
なんでしょうね、休んでると「サボってる」と思われてしまう。休んでると「もっとできるよね」と思われてしまう。休んでると「まわりに置いていかれる」と思ってしまう。そんな恐怖観念もありました。正直にいって。
この気もちって、わたしだけじゃなかったんだ。と気づいたのはだいぶ後になってから。21歳のわたしには力不足だったけれど、歳を重ねて、経験も増えていって、同僚や後輩から相談されるようになってから気づきました。そっか、休むことが怖いと思う人はたくさんいるんだって。
休みは「権利」な海外
一歩外へでたらまったく違う価値観にふれました。
日本を離れ、スペイン-フランスで生活するにつれ、だんだんとわかってきました。こちらでは「休むことは権利」なんですね。それがどんな位置にいる人であっても。
労働者も、管理職も、経営者も。働いてる人だけではありません。主婦も、子どもも、おばあちゃんも。み~んなが「休み」を当然のように受け入れてる。うーん、当然という言葉をつかうと語弊がありますね。なんていうか、休むことが前提になってる感じです。
どんな人にも、必ず「オン」と「オフ」が必要。オフがあるからオンに集中できる。オフがない人は結果的に生産性がわるくなるよね。という文化です。
なので、オフとなればちょっとくらいはめ外すのも全然ありだし、その楽しさがあるからまたがんばれる。スペインでは、金曜だけ15:00に仕事を切り上げて週末にそなえるし、フランスでも金曜だけ早め(16:00とか)に帰宅する人も多いです。
休むと怠惰はちがう
先にも書きましたが、わたしは「休むとまわりに置いていかれる」とよく思っていました。
とくべつな才能やスキルもなく、学歴社会にも落ちこぼれた自分はふつうの人の100倍くらい努力しなくちゃ追いつけない。追い越すなんてとんでもない、100倍でやっと足並みをそろえられる。
そんな風に思っていたので、とにかく休むのが怖かったんですね。置いていかれちゃうから。
でも、いまはそう思っていません。「休むこと」と「怠けること」はぜんぜんちがうってわかるから。
わたしにとって休むこととは、次へ向かうための補給の場。ジャンプする前に力をためてかがんでる状態です。怠惰とは、なまけ心からくる自分への甘え。めんどくさいからいっか・・・のささやきに心を許してしまっている状態です。
次への一歩は休んだあと
人によって「休む」の意味や価値観はちがうと思います。
誰の意見が正しくて、誰の意見がまちがってるってこともありません。その人がもつ価値観が、ただそうなだけで。そこを議論する必要もないと思ってます。だって、ひとりひとり大切な価値観はちがうから。
そのうえで、あえてわたしは「休む」を大切にしたいと思っています。
まだまだ休むのがへたくそで、夜や週末も仕事してるし、気づけばいつも仕事にかかわる何かをしてる。そんなわたしのお手本は、一番身近にいる夫です。オンがつづいたときのオフのつくりかたとか、ほんと参考になってます。
参考になってるだけで実践しないと意味がないので、今回の嵐のニュースをきっかけにもう少し「休む」を意識していこうと改めて。