
こんにちは、mika( @europe_life15)です。
今日の対談は、スペイン・バルセロナ在住の佐藤隆之さんをお迎えしました。
ビジネス留学から現地就職を果たし、現在もバルセロナの企業で管理職として働く佐藤さんより、現地で就職するための秘訣を伺いました。
こちらの動画(30分弱)よりご覧いただけます。
目次
バルセロナ在住・佐藤さんの紹介

バルセロナにあるビジネス学校へ留学し、卒業後に現地就職を果たします。
紆余曲折ありながらも、現在勤めるバルセロナの企業にて管理職として入社。MRIなど脳科学の分析を担うエンジニアでもあります。
スペインに興味を持ったきっかけ
数ある国の中でも、なぜスペインだったのか。
はじめのきっかけは「サッカーワールドカップ1994年大会」までさかのぼります。
各国のサッカープレイヤーが活躍しているのを見て「自分も国際的に活躍できる人になりたい」、そう思ったそうです。
その後、スペイン国内のサッカー(リーガエスパニョーラ)を観戦したり、大学の第二外国語でスペイン語を専攻したり、気づけばスペインへの憧れが募っていたようです。
バルセロナへ移住する前に、旅行でスペインを訪れたのは3回。来るたびにスペインへの思いは増し、語学ではなくビジネス留学としてスペインへ移住することになりました。
現地就職の秘訣
「雇われる側ではなく、雇う側になる」
佐藤さんがビジネス留学を決意した2011年、スペインは経済不況の序盤という状況でした。
失業率は膨れ上がる一方。自国スペイン人でさえ仕事がないという状況の中、佐藤さんは「雇われる」のではなく「雇う側」の人間になると決意され、それを見越して経営を学びはじめました。
それがバルセロナでのビジネス留学でした。
ビジネス留学までの準備
ビジネス学校ではインターナショナルコースを専攻され、授業は英語。
留学前に英語スキルが必要になるため、働きながら英会話学校に通い前提の英語力を身に着けたそうです。
大学の時に家庭教師で英語を習うなど「基礎はあった方」だとおっしゃっていましたが、それでも授業を受けるまでの英語力をつけるのは簡単なことではありません。
毎日仕事をしながらも準備期間は1年と決め、実行に移されました。
留学終了後の就職活動
ビジネス学校を無事に卒業した2014年、スペインは不景気の真っただ中。
スペインで仕事がなかったことから、ドイツのベルリンへ移り卒業後初の仕事に就きます。
挫折を味わいながらも「バルセロナに戻りたい」という気持ちで現地で就職活動をはじめ、偶然出会った今のお仕事に落ち着くことになりました。
現地就職を探すコツ
佐藤さんご自身の経験から、現地就職を探すコツを聞いてみました。
- 自分の強みを探す
- 日本市場にいきたい会社
特に、「今まで気がつかなかったことが自分の強みに変わる」こともあるので、いろんな角度から自分の強みを考えてみるのが有効だとおっしゃっていました。
移住後の挫折
すべて計画通り、順調にことが進んできた佐藤さんにも挫折はあったそうです。
ドイツでの就業時、スタートアップの共同創業者メンバーとして働きはじめるも、給料はほぼない状態。
秋冬は毎日がどんよりとした曇り空。晴れない日が続き、天気・食事があわず体を壊してしまったそうです。
それをきっかけに、週末を使ってパラレルキャリアをはじめられます。
ライター業・システム開発業とあわせて、ブログでの発信をはじめるように。その活動が今も活きていて、ブログでは主に「海外での働き方」を発信されています。
ブログでの発信
佐藤さんのブログでは、こんな情報を取り上げています。
- 海外での働き方
- 海外就職の仕方
- 自分の経験をもとに発信
- 現地ビジネス学校の相談など
ご自身が経験してきたことを元に、貴重な情報を発信してくださっています。
これから海外へ出たいと思っている人へのメッセージ
- 肩肘張らずに緩くはじめる
- 最初は旅行から、現地の雰囲気を知る
『固い決意をもとにたどり着いた場所でも、もしかしたらあなたに合わないかもしれない。
それを知るためにも、ゆる~く旅行感覚で現地の雰囲気を見たり感じたりすることも重要なので、まずは気楽に旅しながら自分にあった場所を見つけてください。』
そうおっしゃっていたのが印象的でした。
佐藤さんのブログ
http://ctoforgood.com/
企画の趣旨について

この対談(インタビュー)シリーズでは、主にこの4つのことを聞かせていただいています。
- 海外に出ようと思ったきっかけ
- 実際にどうやって海外へ出たのか
- ブログではどんなことを発信しているか
- 海外へ出たいと思っている方へのメッセージ
世界で活躍する海外在住ブロガーさんをインタビューし発信していくことで、「これから海外へ出たい人」への参考になったり判断材料のひとつにしてもらえたら・・・という想いから、今回の対談企画に繋がりました。
「新たな一歩はここにある」
この対談からあなたの「一歩」を見つけてもらえたらうれしいです。