暑い季節になれば冷たいものが欲しくなりますよね。
カフェに行けばアイスコーヒーを頼みたくなる人も多いハズ。

ヨーロッパでも国によりますが、基本的にアイスコーヒーは存在しないというか、するにはするんですがちょっと事情が変わります。。(こちらではエスプレッソが主流ですので、今後はエスプレッソと言い換えますね)
まず、暑い夏でもこちらの人たちはエスプレッソは基本的にホット。
こちらに来た当初は、「何故アイスコーヒーが無いの?」と不思議でしょうがなかったんですが、既に抽出済みのコーヒー液を使った日本でお馴染みのアイスコーヒーが無いだけで、注文しようと思えばアイスエスプレッソが頼めます。
ただ、様子が全く異なって、こんな感じで出てきます。。

熱い入れたてのエスプレッソのカップと、氷が入ったグラスが一緒に出てきます。
このエスプレッソが運ばれてきてからの手順は、たったこれだけ。
・エスプレッソが熱いうちにお砂糖を溶かす
・氷の入ったグラスへ一気に注ぎ入れる
もちろんガムシロップやコーヒーミルクのような小さいポーションなどは一切付いてきませんので、エスプレッソが熱いうちにお砂糖を入れて溶かさなければなりません。(ミルクを入れたい人は最初からエスプレッソに少しミルクの入ったカフェを頼む必要があります)
そして、この工程2が意外と手こずります・・・。
グラスへ注ぎ入れる際に、必ずと言っていいほど零れ、テーブルが軽くコーヒー浸しになることもしばしば。。最近はコツを覚えましたが、現地の人はさすが慣れているだけあって上手いものです。
また、エスプレッソだけでなくアイス・カフェラテ(スペイン語で「Cafe con leche」カフェ・コン・レッチェと呼ばれます)などを注文しても同じように出てきますので、上と同じ要領でグラスへ注ぎ入れてくださいね。

ちなみに、注文するときは必ず「アイスを付けてね」という表現でオーダーしないと、ホットで出てきますのでお気をつけを。
スペイン語で「Cafe tiempo」(カフェ・ティエンポ)、または注文したいカフェの名前の後に「con hielo」(コン・イエロ)と付け加えれば大丈夫です。
さらに言うと、アイスティーも同じ要領で注文することができるのですが、「ネスティー」というアイスティーのジュースと間違われてしまうこともありますので、お気を付け下さい。ネスティーは砂糖たっぷりでかなり甘く、シロップを飲んでるみたいで私は苦手です。。
アイスティーを頼みたい場合は、「Un té con hielo」(ウン・テ・コン・イエロ)と注文すれば熱いカップに入った紅茶と氷の入ったグラスが運ばれてきますので、アイスコーヒーと同じ要領で氷入りのグラスに移してから頂きます。
また、注文の最後には必ず「お願いします」の意味で「Por favor」(ポル・ファボール)と付け加えることも忘れずに!
でないと、意図しなくとも感じの悪いお客さんになりかねませんので。。^^;