我が家お気に入りの町、「Grazzano Visconti」(グラッツァーノ・ヴィスコンティ)。
イタリアはミラノ郊外にある地方都市「Piacenza」(ピアチェンツァ)の、さらに郊外にある小さなちいさな田舎町です。
村の中へ一歩踏み入れると、中世にタイムスリップしたかのような趣のある景色が目に飛び込んできます。


実はこの町、13世紀から存在はしていたようですが、19世紀はじめに町自体を存続させるための再建案が出され、それにより今では知る人ぞ知る観光田舎町となったようです。
敷地内にあるお城は14世紀に建てられたもので、1884年までは地主でもあったピアチェンツァ貴族の一家が保持していたとか。
もちろん、この町自体も貴族一家が管理する敷地内であったようです。


下の写真の右上、この蛇がくねった形をしているものが貴族一家の紋章で、町の入口にある門(記事一番上の写真)にも蛇のモチーフが使われています。

私たちがこの町を訪れたのは4月半ばだったのですがとてもいいお天気に恵まれ、小さな町にはたくさんの観光客が。
国外から来ている観光客もいれば、近郊都市から半日観光にきたような現地イタリア人まで色んな人が。
20分もあれば町中を一周できてしまうほど小さい町に「こんなにいるの?」と思ってしまうほどの人口密度でした。笑

言葉では表現しきれないのですが、あまりに素敵すぎて一瞬で虜にさせられてしまったほど記憶に残る町でした。
我が家では頻繁に話題に上がってくるほどのお気に入りぶりで、あの雰囲気を味わうためにだけでもまた訪れたいと思わせてくれる素敵な場所です。
Grazzano Visconti (グラッツァーノ・ヴィスコンティ)
Grazzano Visconti,29020, Piacenza, Italy
(ピアチェンツァ市内から約12km)
この情報は2013年4月時点のものです。