
こんにちは、mika( @europe_life15)です。
7年前の今日、7月3日にわたしたち夫婦は出会いました。
「サッカー見るからうち寄ってかない?」
と、歩いて5分もかからない近所に住む友達に誘われ、なんの期待も予測もなく彼女の家に行ったのがことのはじまりです。
彼女と彼女の旦那さんのほかに誰かもう一人いるような・・・と、すりガラス越しに誰かいるのに気づいたのを覚えています。
それが彼、夫との出会いです。
人生ってどこでどうなるか本当にわかりません。わたしが離婚してから10ヵ月後の出来事です。でも、この出会いがわたしの人生を大きく変えるきっかけになったことは言うまでもありません。
「付き合い当初は(お互いが)よく見えるけど、結婚したら変わった」
という言葉は結構な頻度で聞くセリフだけど、私たちに限っては「いい変化はあっても悪い変化はない」と思っています。
むしろ出会って日が浅い時よりも、今の方が関係性はパワーアップしてるようにも思えます。ただのノロケ?と思われるかもしれませんが、謙遜で話しても下れないくらい彼はわたしにとって最強のパートナーです。
そんな彼のいいところを交えて、最強のパートナーだと感じる瞬間を書き出してみたいと思います。多少ノロケっぽく感じるのは「出会った記念日」ということで多めに見てください。笑
目次
最強のパートナーだと感じる瞬間 ①人生観が尊敬できる
わたしと夫は6歳離れています。夫の方が若く、出会った当時は夫が26歳、わたしが32歳の時でした
「6歳も離れている」「しかも年下」ということで日本の友達にはびっくりされることも多いですが、彼の人生観や考え方には見習いたいところがたくさんあります。
- 自分にとって何が一番大事か
- 人への振る舞い方
- 仕事とはどういうものか
- よい人生を送るためには
など、少年の面影の残る26歳の青年から出てくる言動に思わずハッとさせられることが多かったです。
と同時に、多少なりとも持論を持っていた自分の人生観と共通するものが多く、話しを聞いているだけで希望に満ち溢れてきたのを覚えてます。
歳はただの数字です。
26歳だから、自分と〇歳離れているから、年下だから年上だからは関係ありません。「相手の言動を尊敬できるか」が重要なんだと思います。
現に海外では人に会ったときに歳なんて聞きませんし聞かれませんので、ずいぶん仲良くなった後から相手の年齢を知って驚くことも多いです。
それだけ「どんな基準で考え・行動しているか」が大事なんですね。歳は関係ありません。
最強のパートナーだと感じる瞬間 ②常識にとらわれない
夫はいい意味で、常識に捉われません。
- 恋愛や結婚の形
- 家族の形
- 育児の方針
- 教育方針
- 仕事の仕方
どれに対しても「オープンマインド」です。
恋愛関係なら異性・同性があってもおかしなことではないし、結婚の形や在り方なども家族の数だけバリエーションがあったっていい。
仕事の仕方や家族との関わり方、育児や教育方針、多くの家庭で揉めるきっかけの1つとなり得るようなことでさえ、フラットに捉え・考え・判断することができます。
生きていればいいことも悪いこともあります。感情的になったり自暴自棄になりかける時だってあります。
それでもふと我に返り、窮地に立たされた状況でも「人生観」と「常識に捉われないオープンマインド」で冷静に向き合い、その時々の「最善解」を導き出せるところも尊敬しています。
最強のパートナーだと感じる瞬間 ③金銭感覚が信用できる
パートナーとして人生を伴にしたり、一緒に暮らしたりするなら必要不可欠なのが金銭感覚ですよね。
どういうコト・モノにお金を遣い、どういう基準で浪費するのかは大事なところです。
夫は「経験」になることなら出費はいとわないタイプ。
それが「旅行」だったり思い出に残る「記念日レストラン」だったり、「仕事」に繋がる新たな挑戦だったり、自己を高めるための「勉強」への投資だったり。
夫は過去に「世界中を見てまわりたい」と強く思っていて、それを実現できる仕事を手に入れました。多くの国・都市へ行き、数ヶ月単位の滞在を何度も繰り返し、同じ都市の滞在をトータルで半年などという生活を続けていました。
その好チャンスを利用して、わたしも可能な限り夫の滞在先へ訪問していました。夫の費用は会社持ちですが、わたしの滞在分はわたしたちの家計から出すことになります。
それでもその費用をケチることなく、これも(わたしに対する)新たな「経験」だからという理由で、夫は快く出してくれます。
金銭感覚だけではなく「何に支払うか」という判断基準も、わたしが夫を信頼していることのひとつです。
また、わたしは家計の一切を夫に任せています。
もちろん家計に関わるお金の流れは把握しています。家賃・光熱費・医療費・その他の諸経費もろもろ。でも家計簿はつけていません。
外食も多くはないですし(夫が作るごはんの方が美味しい)、豪遊も贅沢もしていません。食事を楽しむためのワインは買いますが、日常で飲むものに高いワインは購入しないのがヨーロッパ現地の生活です。
節約は意識しますがぎちぎちではなく、身の丈にあった生活をしているだけ。でもその感覚が夫もわたしも近いんだと思います。
最強のパートナーだと感じる瞬間 ④男女フェアな考え方
「ボクたちはチームだよ」
わたしが感動した彼の言葉です。
炊事洗濯のような日常生活から金銭を稼ぐ役割まで、男だから・女だからという理由で何かを躊躇したり拒んだりすることは基本ありません。
料理は好きなので率先してやってくれるし、片付けもできる。掃除・洗濯は毎日とはいかずとも、2人で取り組めるので早く終わります。
もちろん、性別あってこその役割分担も少なからずあります。今の時代では男性が子供を産むことはできませんので、出産という行為は女性が担当することになります。
ですが、男性でもミルクをあげたりオムツを替えたり、子供の面倒を見たり、育児や教育に関わることはいくらでもできますし、夫自身はそれを希望しています。
ヨーロッパの男性は女性同様に育児に関わる人が多いので夫だけが特別ではありませんが、育児や教育を女性任せにするのではなく、幅広いものの見方と枠にとらわれない考え方で関わってもらいたいと考えるわたしにはとてもありがたい存在です。
最強のパートナーだと感じる瞬間 ⑤家事全般を任せられる
夫は料理が好きです。美味しいものを食べるのが趣味というくらい、美味しいものを食べるための努力は惜しみません。
わたし自身も料理するのは好きで、基本となる料理のレシピをもとに実験を兼ねながらあれこれ新しいアイデアと材料でチャレンジすることもあります。
上に挙げた「男女フェアな考え方」にも関係してきますが、「女性だから料理する」「女性だから掃除する」という感覚は夫にはありません。
ご両親もそうだからというのはありますが、食事後の片づけ、洗い物、キッチンの掃除、掃除機がけ、モップがけ、買い物も普通に手伝ってくれます。まったく苦じゃないので助かってます。
掃除機がけは夫の仕事中に済ませてしまうことが多いのですが、モップがけを別の日に頼んだり、掃除・洗濯でわたしが慌ただしくしている間に買い物へ行ってくれたり、家事全般を手伝ってくれるのは本当に助かります。
結婚して共同生活をしていくと些細な価値観の違いや小さなことの積み重ねが、のちのち大きな溝になってしまったりするんですよね。
わたしはそれを前の結婚で学びました。
なにせ亭主関白でオレ様系でしたので、手伝ってくれるどころか「女の仕事」と言い切られていました。
わたしも彼と同じように働いていましたので、その不公平さと不平等さに「相手への許容」がとうとう超えてしまったのです。
最強のパートナーだと感じる瞬間 ⑥家族思い
夫にとって家族は一番大事な存在です。
ご両親からはもちろん、おばあちゃんや2人のお兄さんからたっぷりの愛情を受けて育ったのがわたしにも伝わってきます。
その分、彼も家族みんなに愛情を注ぎ返しますが、ただ純粋に家族が大切だから。そこに計算などは微塵もありません。
そんな愛情溢れるご両親は、息子嫁のわたしへも本当の家族のように接してくれ、たっぷりの愛情を注いでくれています。もちろんわたしも愛情たっぷりでのお返しです。
「人にやさしくできるのは芯の強い人」
わたしはそう思っています。
そして、人にやさしくできるのは家族や近い友人だけではありません。
性別・国籍・人種・外見などに関係なく、目の前にいる人にやさしくできるって、簡単そうで意外と難しかったりします。そこに差別はなく「平等」に立ち居振る舞いできるかに関わってきます。
自分の評価が上がるからやさしい言葉をかけるとか、モテるからレディーファーストするとか、そんな小手先のテクニックでは遅かれ早かれいつか化けの皮がはがれますよね。
計算ではなく「自分」をきちんと持っているからこそ、ブレない軸に沿って接することができ、言葉と行動が伴っていくものだと思っています。
それを自然体でできる夫は、この点からも尊敬してます。
最強のパートナーだと感じる瞬間 ⑦私を大事にしてくれる
これはパートナーに求める絶対条件です。夫はわたしのことを本当に大事にしてくれています。
夫にとって家族は一番大事だと書きましたが、家族の中でも最優先なのが妻であるわたしです。
夫自身ではなく「わたし」であると何度も言われました。
Because that’s the most important thing in my life.
夫と出会ってからの7年間、ことあるごとにこのセリフを言われました。この記事を書いている2日前にも言われたばかりです。
そして、誕生日や記念日を忘れることなく、必ず贈り物や企画を用意してくれます。金銭的に厳しい状況であっても、サプライズでプレゼントを用意してくれています。たとえわたしが「いらないよ」と言っても。
結婚記念日とわたしの誕生日は数日違いなので、その時期はアニバーサリー旅行として計画してくれたりもします。
プレゼントを用意してくれるとかじゃなくて、(数字を覚えられない夫が)結婚記念日とわたしの誕生日を覚えていてくれていること、あれこれ考えながら計画してくれていたということが、わたしにはとても意味があるしうれしいことです。
よく耳にする「釣った魚に餌をやらない」とは、まさに真逆。
前の結婚から学び、「釣った魚へいかにして餌をやるか」を考えてくれる人が理想でした。夫はわたしの「理想の人」そのものです。
さいごに
こんなにいいところばっかりを紹介してきましたが、夫にだって直してもらいたいことはたくさんあります。
脱いだ靴下がベッドの中から出てきたり、シャワー後の濡れたタオルがベッドの上に放置されてたり、料理後のコンロが油まみれだったり・・・。
細かいダメ出しはあるけれど、言えばその場で対応してくれるし直そうと努力はしてくれます。ただ、重要でない細かいことは長く覚えていられないタイプなんでしょうね。笑
完璧な人なんていないし、わたしだって完璧じゃない。夫がイメージしていた「理想の妻像」とは遠いかもしれない。
でも、そんなことはどうでもよかったりします。
夫がわたしといる時間、わたしが夫といる時間の関わり方が重要だと思っています。
お互いの存在が心地よく感じられ、お互いに刺激しあいながら成長できて、お互いを尊重しあえる関係性であるならば、それがわたしたちの幸せの形だと思っています。
出会ってから7年、道は決して平たんではありませんでした。慣れない海外生活かつ移動生活が続き、精神的に苦しいことや外部要因の障害も1度や2度じゃありません。
それらを乗り越えてきたからこそ、今のわたしたちは最強のパートナー同士でいられているし、わたしたちの結束力は特別だと思っています。
そして、ふとした時に思います。
わたしにとって夫は最強のパートナーだってことに。
夫も同じような気持ちでいてくれることを願いながら、もう1年、また1年と、2人で歳を重ねていきたいなと思います。