
だれもがみな、自分の人生を一生懸命生きている。
マインドコーチングのセッションを重ねているなかで、切に感じていることです。
もっと前へ、もっと上へ、もっとできる。
一生懸命だからこそ、向上心と学習欲で「もっともっと」を望みたくなるし、自分の成長感を楽しく感じられる。それによってまた前を、上を目指していける。
そう胸に決めた「じぶんへの約束」を守り、一生懸命であればあるほど「自分への厳しさ」は増していく。
でも、ときに辛くなったりしませんか?。苦しくなったりしませんか?
もっと自分をほめてあげていいし、もっと自分を肯定してあげていい。もっともっとご褒美をあげていいし、もっとラクに「自分」でいていい。
自分はぜんぜんできていない・・・
よく耳にする「わたしはまだまだ・・・」「わたしはぜんぜんできてない・・・」という言葉。
自分で決めた「じぶんとの約束」を忠実に守ろうとして厳しく律するけれど、約束した「ありたい姿」に近づけなかった。そう感じて「自分はまだまだだ・・・」「ぜんぜんできてない・・・」と思ってしまう。
ありますあります。わたしもよくありました。
自分はぜんぜんダメ・・・とおっしゃる方の多くは、すばらしい性質をお持ちだったり、人から羨まれるような経験・実績をお持ちだったりします。
こんなにすばらしい性質・経験ををお持ちなのに・・・と、純粋にそう思ってしまうほどです。
そんなご自身に気づいていないのは、誰でもない自分。
「自分はできていない」「まだまだだ・・・」と感じて苦しくなるのは、自分のすばらしいところに気づいていないから。できていない部分だけに意識が集中してしまっていることが、自分を苦しめている原因なんです。
気づいていないのは自分だけ
自分のダメなところばかりが気になってしまう。
自分は何もできないと悩んでしまう。
自分で掲げた目標・なりたい姿に近づくために、一生懸命やってきた。
なのに、思っていたような成果が見られない・感じられない。そんな部分にばかり目がいってしまって自己肯定感は低くなる一方・・・。
でも、ちょっと待って。
- 本当に何もできませんでしたか?
- その中でも「できた」ことはありませんでしたか?
- ひとつくらい、うまくできたことありませんでしたか?
- まだまだ・・・と感じてるうち、ゴールから何パーセントの地点にいますか?
- スタートから今の地点まで、どのようにきましたか?
そういわれたら、、ダメな中でもできたことはあったような・・・。そんな気がしてきませんか?
前進が見えないときは、自分へこんな風に質問してみてください。
できないと思っているなかでも、自分ができたことは何だろう?
意識の使い道を変えるとラクになる
30秒だけ、考えてみてください。
できていない自分・ダメな自分に集中しすぎてしまっているエネルギーを、できている自分、すばらしい部分に注いでみるとどうなりますか?
取り組んできたことへの結果・過程など、いいところはありませんでしたか?
自分が行動してきたことの中で、相手やまわりから「ありがとう」と言われたことはありませんでしたか?
1年前の自分・プロジェクト前の自分と比べて、できるようになったことはありませんか?
どんな小さなことでもいいんです。
- メールの書き方がわかりやすくて助かってます!
- いつも丁寧に対応くださってありがとうございます!
- あなたのおかげでプロジェクトがうまく進んだよ!
こういうシチュエーション、ありませんでした?
「できる」「できた」を考える
でもこれって、あえて人に誇れる部分じゃないよね?
そう思っていることでも、突き詰めて考えるとそれがあなたの強みになり得ます。
それに、過去の自分と比べてできるようになったこと、人から感謝されたことを思い出すだけで、うれしい気持ちになったりしませんか?
自分のできていない部分に集中していた意識を、「できたこと」「感謝されたこと」に集中させてあげるとそれまで感じていた辛さ・苦しさがやわらぎませんか?
自分の意識を「できない」部分から「できる・できた」部分へ方向を変えてあげるだけで、「自分がんばってるな」と認められるようになります。
可能性にあふれてる「できる」ことリスト
自分はまだまだだ・・・
自分はぜんぜんできていない・・・
そんな風に自己肯定感が低い状態のときは、自分の「できること」「できたこと」「得意なこと」「好きなこと」を紙に書いてみてください。パソコンにメモするでもいいです。
書き出されたものを上から順に読み返していくと、、
- あれ?いろんなことができていませんか?
- いろんなことに可能性を感じませんか?
- 自分ができることってたくさんあることに気づきませんか?
「自分ができること」「自分が取り組めること」を改めて言葉にするためには、頭の中で考える必要がありますよね。
その「考えている途中」も大事ですが、文字として認識することで自分を認めてあげられるその瞬間がとても大切なんです。
ほら、「できること・できたことリスト」を書きだしてみたら、いろんなことができる自分にご褒美をあげたくなりませんか?
*自信がなくて行動できない方は、こちらの記事も参考にどうぞ
もっと自分をほめていい
ストイックに目標へ突っ走るのもいいし、自分に厳しくあるのもいい。
けど、そんな風にがんばってる自分へのご褒美もたっぷりあげてくださいね。
「自分が心地いいと思う自分」でいていいんです。むしろそうじゃなきゃ「自分」はつとまりません。
疲れたときは休息していいし、トップスピードで進むことに疲れたら速度を落としたっていい。「こうでなきゃ」という自分から解放してあげることも必要です。
自分が心地よくいられると自然と活力は湧いてきますし、たとえ思うような方向とは違っていてもその変化さえ楽しめる心の余裕もでてきます。
もっと自分をほめてあげていいし、もっと自分を肯定してあげていい。もっともっとご褒美をあげていいし、もっとラクに「自分」でいていいんです。
もしもいま、あなたが「自分はできていない・・・」「自分に自信がない・・・」と苦しい思いをされているのなら、試しに「できること」を書きだしてみてくださいね。
もっと自分をほめてあげていいんです。