
いきなり英語で話しかけられたとき、あなたはどうしますか?
- 一瞬で頭がパニックになってもごもごしちゃう
- 少し考えて返す言葉を探す
- 頭で考えるより先に口から返事がでてる
これ、どれも少し前のわたし自身のことです。
わたしの場合、1はすぐに脱しましたが、英語を独学で学んだわたしは2の状態が何年も続きました。
昔は空港でのチェックイン、フライト中に飲み物を聞かれるだけでもドキドキしました。自分の順番が近づきそうになると心の中で予行練習してみたり。
それが今では積極的に自分から話しかけられるまでになり、アメリカン・ジョークやブリティッシュ・ジョークも交わせるまでになりました。
といっても、今でも発音など課題は多く残ってますが、そんなわたしでも英語で聞かれて自然と口から返事が出るまでになれました。
わたしの道のりは長かった・・・んです。芽が出ない状態が長く続きました。
そんな昔のわたしに1つアドバイスできるなら、この勉強法を教えてあげたいです。この方法で勉強していたらもっと早く上達したんじゃないかと思います。
過去のわたしと同じように、
- 英語を話したいけどうまくいかない
- 英語を話している自分にもっと自信を持ちたい
- 英語で上手くやり取りできるようになりたい
と真剣に思っている方に、おすすめの勉強法です。
目次
英語力に悩んでいた過去の自分

英語の勉強法はいろいろ試したし、参考書もたくさん購入しました。
英会話スクールにも通ったし、独学で勉強もした。のに思ったように英語が上達しない。TOEICも受けてみるけどそのスコアの低さにドン引きで勉強のモチベーションどころじゃない。。
当時の自分を分析すると、こんな感じです。
- 英語の勉強は何年も続けてるけど、なかなか上達を感じられない
- 外国人と英語でコミュニケーションしたい、もっと話したい
- けどうまく聞き取れない
- 聞き取れなくて凹む、自分に自信が持てない
- それでも当たって砕けるけど、玉砕しすぎて心が折れる
- 文法が苦手でそれがコンプレックスになっている
- 発音しているつもりでも正確な発音が出来ていない
とまぁ、一言でいうとすごく残念な感じでした。
勉強の仕方を変えたら、理想の自分に1歩近づけた

わたしは、何年も「I study English」の状況が続きました。
聞き取りも多少マシになったかなと思いきや、TOEICテストで聞き取れてない部分がたくさんあってやっぱり撃沈です。文法パートなんて無いに等しいくらいひどい点数でした。
それが、勉強法を変えたら少しずつ「自分で自分の英語力が上がった」ことに気づきました。
毎日の日常生活では気づきにくい自分の英語力ですが、外国人の友達との会話や旅先など英語を話す機会が増えるにつれて「あ!今日けっこう聞けてる!」と思えることが増えてきました。
聞ける、話せる、の小さな成功体験が積み重なるにつれて、今では外国人のシュールな冗談にも笑って言い返せるようになりましたし、旅行先でトラブルがあっても自分で対応できるようにもなりました。
何かあっても自分の力で意思の疎通ができるって自分に自信がつきましたし、(言葉ができなくて)どうしよう・・・とおどおどすることはほとんどありません。
さらに、英語を勉強しようと本腰になったきっかけでもある「英語で仕事をする」が現実のものになりました。
TOEIC高スコアにはほど遠いですが、憧れていた理想像に少しだけでも近づけたんだなと思えて、「偉いぞ自分」ってたまには褒めてあげたいです。
あなたも理想の自分に

わたしにはわたしの理想像やゴールがあるように、人それぞれの夢や理想があると思います。
- 外国人と気軽に話しをしたい
- 英語を話せるようになって、自信の無い自分にサヨナラしたい
- 留学先で思いっきり英語を学びたい
- 海外生活、海外移住を満喫したい
- 海外のカフェやレストランでも堂々と注文できるようになりたい
- 英語をスキルアップさせて外資系企業で働きたい
- 突然かかってきた英語の電話でも、慌てずきちんと対応したい
- 英語を伸ばしてキャリアアップしたい
など、どんな小さなことでも「なりたい自分」ってあると思います。その「なりたい自分」「自分の夢」は、自分の行動で近づけることができます。
本音をいうと、わたしは留学したかった。
でも、経済的な理由で叶えられませんでした。
叶えられない現実をひがんで何もしないのではなく、時間がかかっても自分のできることを続けていけば、やらないより2歩も3歩も進んでいきます。
あなたの「なりたい自分」は、あなた自信の手でつかみとってくださいね。
ネイティブの英語が聞き取れるようになった勉強法
長年英語を勉強していたのにたいした上達は感じられず文法もからきしダメなわたしが、どうやって英語力をあげたのか。
もっと早くこの方法を知っていたら・・・と思ったくらい、わたしには合っていた考え方です。「参考書を読みまくったり」「文法をしっかり覚えたり」といった、英語の勉強に欠かせないと思われてきた常識をいい意味で覆してくれます。
この考え方を実践したことで、わたしは自分の弱点をカバーしました。
そしてその結果、こんなうれしい力がつきました。
- 単語や文法ではなく、覚える部分を集中させたことで英語力がスピードアップした。
- 間違いじゃないかと考えて言葉が出なくなるより、めちゃくちゃでもいいから伝えたいことを言えるようになった
- 受け答えのバリエーションが増えて、外国人との会話をより楽しめるようになった
- 相手が話をしている間に 心の中で次の答えを準備する必要がなくなったので、相手の話しをよく聞けるようになった
ポイントは「聞く英語」と「話す英語」を分けて勉強するってところです。
「聞く英語」と「話す英語」を分ける
わたしが参考にした考え方は、Hapa英会話の「ネイティブに通じる英会話」です。
アメリカ・ロサンゼルスで、人気ナンバーワンともいえる英会話学校の校長を務めるバイリンガルの淳さん。
淳さん自身が日本に在住していたときの経験や、淳さんの学校に通う日本人の多くに見られる「日本人特有の苦手ポイント」にあわせた勉強法を、独自に公開してくれています。
その勉強法は「聞く英語」と「話す英語」を分けて学習すること、だと言っています。
昔のわたしは、英語で話しかけられて「言ってたこと全部聞き取れなかった・・・」と肩を落とし、その度に落ち込みました。
今でも落ち込むときはありますが、この事実を知ってからは「そういう時もあるよね」って感じで軽く流しています。
実は、ネイティブでも会話全部が聞き取れないことも結構あるようです。
ネイティブでも会話を全部聞き取れない?
下の動画をご覧ください。(動画32秒)
この会話のやり取りの中で、淳さんは「店員さんに何て言われたか細かな内容まで聞き取れていなかった」そうです。
ネイティブの日常生活といっても、相手は非英語圏から来た人かもしれませんし、語学勉強中の人かもしれません。
現地に住んでいるネイティブでも、英語を全て聞き取れないことは日常的にあるんです。
ネイティブに通じる英会話を2倍速でマスターする秘密
ロサンゼルスにある淳さんの英会話学校は28年もの間、日系企業のビジネスパーソンや日本人駐在者・その家族たちへレッスンを提供しています。
今では現地ロサンゼルスで誰もが知るような超・人気英会話学校となり、レッスン2時間後からネイティブに通じる英会話が身につく人もいるとか。
そのコツはやはり「聞く英語と話す英語を分けて学習すること」なんですね。
「聞く英語 と 話す英語を分けて学習するって、実際に何をどのようにするの・・・?」と思われた方、淳さんが詳しく説明してくれています。
英会話の上達に文法は必要ないの?
と、やっぱり「英語を勉強する上で文法って必要ないの?」と思われたかもしれません。
確かに文法を知っているか・いないかで言えば、知っていた方がいいとは思います。
ですが、英会話の上達にまず必要なのは「何を聞かれているか」と「どう答えるか」ですので、文法は二の次・三の次で大丈夫。
想像してみてください。3~5歳くらいの女の子がママや大人の真似して茶目っ気たっぷりに話していたりしますよね。
そんな小さな子どもは文法なんて知らないと思いますし、そもそも「文法」という言葉の存在すら知らないと思います。でも、大人と会話できていますよね。
子どもたちもきっと「何を聞かれているのか」と「どう答えるのか」を無意識に知っているんだと思います。
ネイティブに通じる英会話が身につく
この動画は淳さんの英会話学校の課外授業です。日常生活によくある風景ですね。
「ネイティブに通じる英会話」で学習すると、こんな風にネイティブと軽快な受け答えができるようになります。たった1分の動画ですが、テンポのいい会話で簡単そうに答えています。
さいごに
わたしもずっと1人で勉強してきて、独学の孤独感や上達の実感がなく自己嫌悪に陥ったり焦ったりしたことは数えられないくらいあります。
繰り返しになりますが、「聞く英語」は覚えなくて大丈夫です。「こんなことを聞かれているんだ」と理解できればOKです。
まず最初に覚えないとならないのは、「話す英語」。
聞かれた内容を答えるのに、頭に浮かんだ日本語を的確にすばやく英語に直すことができるようになれば英語力はアップしていきます。
自分では気づくにくいけれど、この練習をしていけば英会話力は向上していきます。
昔のわたしと同じように、まさに今、独学で英語の上達を実感しきれない人がいたらぜひ試してみてください。英語の上達ぶりにきっと自分でびっくりすると思いますよ。
今は海外生活に不自由しないわたしが、英語力がなかなか上がらなかったあの頃の自分にぜひ教えたい勉強法です。
ネイティブに通じる英会話