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乳がん発覚で気づかされたこと。

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コノリー美香の自己紹介


こんにちは、mika( @europe_life15)です。

人生は短い。
Life is short.

そう改めて感じたできごとがありました。

今日はこの思いをそのまま書きだしちゃうので、興味のない方はそのまま閉じていただいてかまいません。

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この公式ブログとは別で運営している南欧の写真ブログでふれた、お義母さんのことです。

https://photos.europe-life.com/482/

10年目の乳がん再発

肺に水がたまって息がしづらかったお義母さんを検査してもらったら、新たなことがわかりました。

10年前に完治した乳がんが再発したのです。

前回のがん細胞がいまになって活動しはじめたという連絡でした。

お義母さんが乳がんと闘っていたころをわたしは知りません。夫に会う何年も前のことです。

治療中のエピソードはお義父さんからぽつりと聞くくらいで、多くのことは知りません。暗い思い出を話したがらない空気を感じていたので、わたしからあれこれ詮索することもありませんでした。

お義母さんの予期せぬニュースに、夫はもちろんわたしの胸もざわつきました。

わたしの実母は、数年前に乳がんで亡くなっています。わたしが日本を離れてから3年目の秋でした。

自分へのごほうび

自分がやりたいことを後回しにしてしまうクセがわたしにはありました。

  • もう少しお金がたまったら自分への投資をしよう。
  • 経済的に余裕が出たら旅行をしよう。
  • もう少し落ちついたら自分の時間を楽しもう。

「自分へのごほうび」はなにかを成し遂げたあと、なにかをがんばったあとだからもらえる。そんな風に考えてもいました。

でも、その「あとで」はこないかもしれない。

いや、きても「できない」かもしれない。

みかちゃん、人生はとっても短いの。

人生のひとくぎりができてから旅を楽しもうと思っても、そのころには体が自由に動かなかったりする。若いときお金がないから・・・とためらっていても、いざお金ができたころには体がいうことを聞いてくれません。

〇年後になったらあれをしよう、これをしよう、なんてあと回しにしちゃダメ。〇年後を待たずとも、今から楽しいことを行動しなさい。

それが思い出となり、活力となる。わたしもみかちゃんぐらいの歳だったら挑戦してみたいことが山ほどあって人生何年あっても足りないわ。

会うと口ぐせのように話してくれる、叔母との会話。

わたしは叔母から人生のヒントをたくさんもらいました。そんな叔母からの言葉で一番心に強く刻まれているのがこの言葉です。

人生は短すぎる

義父からも感銘をうけた言葉があります。

人を憎むには、人生は短すぎる

たった一言ですが、この言葉がわたしの頭から離れたことはありません。

1年ほど前にツイートした、義父からの言葉です。

短い人生で誰かを恨んだり憎んだりして過ごすよりも、自分が楽しいと思えること・自分を幸せにすることに時間を費やす方が、よっぽど人生を豊かにする。

そう付けくわえた義父の表情は、どことなくさみしげでした。

もしかしたら義母の闘病生活をささえた義父だからこそ感じた「人生のはかなさ」があったのかもしれませんね。これはわたしの想像でしかありませんが・・・。

***

義母の症状は「深刻ではない」とはきいています。

ですが、10年前と同じように抗がん剤治療を受けることにはなります。髪の毛はなくなってしまい、歳を重ねた義母の受ける精神的・肉体的ダメージは大きいです。

10年前の乳がん治療で右乳房を摘出している義母は、失った右乳房をおぎなうべく特殊なブラをして外出していますが、今度は左乳房の摘出かもしれません。

わたしたちが願うことといえば、医療技術の前進により10年前はできなかったことが今はできる、10年前とは違う医療の進歩に期待することしかありません。

時間は有限であり、人生も有限である

義母は昨年の夏におばあちゃん(義母の母)を看取りました。97歳でした。

長い介護を終え、「さぁ自分たちの時間を楽しもう!」と、今年2018年はいろいろと計画をしていたそうです。

でも、その楽しい計画はすべて水の泡。すべてのプランを白紙にもどし、治療に専念するほかありません。

「〇〇しよう」と思ったとき、すでに時遅し。

  • もう少しお金がたまったら旅行をしよう。
  • もう少し子どもが大きくなったら自分の時間を楽しもう。
  • 親の介護が終わったら余暇を楽しもう。

時間は待ってくれません。お金で買うこともできません。

そんな「時間」は人生で一番「はかないもの」だとわたしは思っています。時間は無限のように見えるけれど、有限である。

人生は短い。だから悔いのない選択をしていきたい。
いつか・・・ではなく、いまを生きる。

ときに、人生は辛いものかもしれないけれど、それさえも短い人生のひとこまであって、そのなかから学べることをバネに、いまを楽しむしかない。

そんなふうに思います。

ABOUT ME
Mika Connolly
コノリー美香。海外認定コーチ。2020年東京オリンピック出場候補(女子陸上)選手メンタルサポートコーチ。キャリア・ライフサイクルの変化にも上向きに人生をシフトして、自分らしく生きたい女性の自己実現をサポートしています。クライアントは世界14ヶ国在住。/ ▼無料メールレター
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