おいしいコーヒーを飲みに、外出中の休憩にと、何かとよく入るカフェ。
日本ではスターバックスやタリーズコーヒーなどが主流かもしれませんが、ここヨーロッパではチェーン展開のコーヒー店はほとんど見かけません。

確かにチェーン店もいくつかはあります。
中規模以上の大きめな都市であれば、市内でスターバックスのお店を見かけることもありますが、それでも星の数のようにあるカフェの店舗数から考えるとごくごく僅か。
というのも、ヨーロッパでは一般的に個人で経営しているカフェの方が圧倒的に好まれます。
チェーン店より美味しくてチェーン店より格段と安いのはもちろんですが、やっぱりいつものお店で顔なじみの店員さんとたわいもない会話をしながら一杯のカフェを楽しむのがこちらの日常生活の一部。
ゆっくり新聞を読みながら、朝ごはんを食べながら、ランチ後の一杯、夕方の休憩時間など、1日を通すと3~5杯ほど飲む人も。
また、こちらではコーヒーとは呼ばずに「Esprsso」(エスプレッソ)。
日本で一般的に呼称されているコーヒーよりも味が濃く、小さめのカップで注がれてきます。

1日に何杯も飲むのであれば、コーヒーだけコストがかかり過ぎちゃいますね。
カップの大きさが違うので単純比較はできませんが、カフェテリアで頼むエスプレッソは1ユーロ前後で、スペインのカフェラテ「Cafe con leche」(カフェ・コン・レチェ)は1.3~1.6ユーロほど。スペインのスタバで頼むカフェラテは3.7ユーロ前後でしたので、約3倍もの違いがあります。
美味しくて格段に安いとなれば、チェーン店へ行く理由が見つからないですよね。
しいて言えばアメリカナイズされた雰囲気を楽しみに行く、といった感じでしょうか。。
こちらに住むようになって色んな人から「スタバのコーヒーはコーヒーじゃない!」と耳にしていましたが、なるほど納得。
日本にいた時はあれだけ通っていたスタバも全く行きたいと思わなくなりました。
今はスペインのカフェテリアも子しゃれた雰囲気のものも多くなってきて居心地はいいし、近所のお馴染みカフェの方が落ち着くし、顔なじみの店員さんとたわいもない世間話をしたりするのが楽しみだったりします。
美味しくて安いなら現地のカフェに入る方がいいですよね。こうやって少しずつ現地人化してきました。^^;
旅行でヨーロッパに来られる方はぜひ、チェーン店ではないカフェでローカル気分を楽しんでみてくださいね。