girl

人に相談できずに悩んでいるとき
誰かにその悩みを打ち明けられることに
大きな安心感を覚える。

私は幼いころから相談したり
周りに頼ったりするのがとてもへたくそで、
絶えない悩みを全て自分の中で抱え込んでいた。

人に迷惑をかけちゃいけない。
人をあてにするな。
周りに頼るな。

と、厳しい父からの躾。

その父からいつも言われていたのが
だからお前はダメなんだ」。

生まれてから私が家を出るまで、
22年も言われ続けたこの言葉から
少なからず影響を受けたのは言うまでもない。

この言葉が私の自己肯定力を
著しく低下させていると気づいたのは
大人になってからだった。

それまでは比べる対象がなかったので
自己肯定力が低いこと自体に
気づかなかったというのが正しいかな。

だって、人に相談するという思考すら
持ち合わせていなかったから。

「人に迷惑をかけちゃいけない」
「周りに頼るな」

という父の教えが
思考回路の基準だった私には

「人に相談する=迷惑がかかる」
「人に相談する=人に頼る」

という構図が成り立ってしまって
相談したくても相談できない。

相談しちゃいけないと
本気で本気で思ってた。

何かを努力して頑張っても
思ったような成果が出なかったとき、

「だからお前はダメなんだ」
という言葉が頭の中にやってきて

「そうだよな、私なんかに・・・」

と、
勝手に被害妄想が膨らんでた。

今考えれば単純に
「やり方が間違っていた」か
「努力が足りなかった」か
「そもそも苦手なことか」のどれかだろう。

頑張っても上手くいかないことに
自分への言い訳として
父の言葉を使ってた気がする。

ただの逃げ道だったんじゃないかと思う。

そう、私はただの弱虫だったんだよな。
結局は自分の感情を人のせいにしてた。

こうしてサラッと書いてる風だけど
自分の中で悶々とした葛藤は長かった。

父から受けた厳しすぎる躾や教育を
恨んだりしたことも少なくないどころじゃない。

本当の意味でその過去を解放できたのは
恥ずかしながらいい大人にもなった数年前だ。

きっかけはどうでもいいようなことで、
大好きでよく見ている海外ドラマでのワンシーン。

友人2人がゲーム仕立てに会話をしてる。
起こってしまった事実を解き放つ練習だとか。

友人Aが「今日こんなことあってさ、やってらんないよ」
的なことを言いだし、それを聞いた友人Bが

「うんうん、なるほどね」的な返答をする。
その友人Bから次に出た言葉がこれ。

Let it go

なぜだか分からないけどこの言葉が
とても印象的で。

日本語だと
「解き放て」が意訳的にあってるかな。

この2人の会話はくすっと笑ってしまうシーンで、
シリウスな瞬間なんて1秒たりともなかったのに
なぜだか心に焼き付いた言葉だった。

とある日、やっぱり親の教育方針や躾などが
共感できなくてジレンマに悩んでいた私は
この「Let it go」を思い出した。

すると何かが抜け出た感じがした。

何十年と私の心の奥底に蓄積された
暗い大きな闇の何かが
この言葉どおりに解放された感じがした。

前に読んだ本にも
同じような趣旨が書いてあった。

刺激と反応の間には 選択の自由がある

自分の身に起こることと(受ける刺激)と
それに対応する(自分の)反応との間には、
反応(の種類)を選択する自由がある

(7つの習慣 / スティーブン・R・コヴィー)

この言葉もまた、
何十年と蓄積された私の大きなトラウマを
追い出してくれるきっかけになった。

過去の思い出が長くなったけど
この「相談できる」ってすごく大きい。

悩みを打ち明けるには大きな勇気がいる。

私の考えにドン引きされるんじゃないか・・・とか
軽く軽蔑されるんじゃないか・・・とか
え、そんなこと考えてたの?最低・・・とか

相談したいこと以外のいらない心配がまとわりついて
結局うまく切り出せなかったり。

なので私にとって
「相談できる」ってすごく大きな一歩。

相談って結局は、自分の中の悩みを
自分以外の人と共有することなんだろうな。

その悩みを共有して
聞いてくれてる相手が受け止めてくれたときの
あのホッとした感覚だけで
悩みを打ちあけた効果はあるんだと思う。

そう、
自分だけで抱えていた悩み・問題を

受け止めてもらえたたときの大きな安心感
共有できる誰かがいるという大きな安心感

これって本当にすごいことだなって思える。

久々に連絡を取った友人は
誰にも言えず自分の中だけで悩みを抱えていた。
いつも明るくて素敵な友人は私の憧れでもあった。

その彼女の複雑な悩みを
解決してあげることなんてできないけど
話しを聞いてあげるくらいはできる。

彼女と悩みを共有できたことで
私の考えや経験も呼び起こされる。

彼女といろんな感情を共有できてよかった。

彼女もなかなか外に出せなかったモヤモヤが
解放されてすっきりしたみたい。

悩みを一通り解放したら
あとは今後の在り方や
未来像が話しの中心になっていく。
悩みのエネルギーから未来のエネルギーへ。

ネガティブな感情を出し切ったら
ポジティブな感情がたくさん入ってくる。

新しいことを始めるには
何かを捨てることから始まる

一般的によく言われてることだけど、
目で見て触れられるモノゴトだけでなく、
目に見えない悩みや感情にも当てはまることなのかも。

息詰まって自分の中で溜め込み続けるより、
その思いを解放させて
ポジティブな感情を取り込んでいきたい。

もともとネガティブ思考な私だからこそ
意識しないとマイナス感情に支配されてしまう。

そうならないためにも、
意識してネガティブ思考を解放させていこう。

受け止めてもらえたたときの大きな安心感。
共有できる誰かがいるという大きな安心感。

これって本当にすごいことだなと思う。

スポンサーリンク

この記事を書いている人

mika
mika
2011年より海外生活。スペインを拠点にフランスへ行ったり来たり。
現在はフランス・ニース在住。
起業した夫の仕事を手伝いながら自身のフリーランスを視野に入れて活動中。なかなか思うようにはいかないけれど、一歩ずつじっくりやってます。
→ 詳しいプロフィールはこちらへ
→ Line@はじめました!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう