こんにちは、mika( @europe_life15)です。

突然ですが、あなたなら受け取るはずの荷物は配送してほしいですか?それとも、自分の都合にあわせて取りに行きたいですか?

昨日の朝メールを開いたら、オンライン購読しているニュースの1記事に目がとまりました。

宅配便は消費者が取りに行くことで、送料を下げて量にも対応できる

という内容で、配送業界が抱える現状と今後の予測を経済の流れとあわせて紹介している記事です。

フランスでは一足先に「荷物を取りに行く」は一般的になりつつあり、先日ちょうどこの体験をしました。

わたしはこの「荷物を取りに行く」は賛成派です。そう思う理由と、フランス式・日本式の宅配事情を比べてみました。

荷物を取りに行くとは?

自宅へ配送してもらうはずの荷物を一時預かりしてくれる保管場所(大抵は店舗)まで自分で取りに行くという配送タイプです。

受取りするために自宅待機する必要も、再配達の依頼をする必要もありません。

自分の都合にあわせて、自分がいける時間帯に荷物が保管されている場所まで出向けばいいだけです。

配送してくれるのは便利だしありがたいけど自宅玄関まで来られたくないという人や、指定の配達時間帯では受け取れないという人には便利だと思います。

フランスでは「荷物を取りに行く」が多くなってきた

フランスではAmazonの台頭によりオンラインでの買い物が身近になりました。

量販店での選択肢が少なかったり、そもそも量販店の数そのものがそう多くないことから、わざわざお店まわりをすることなく、オンラインでぽちっと購入する人が増えているんだと思っています。

その影響もあり、フランスでは「Amazonスポット」と呼ばれる「荷物受け取りカウンター」が増えてきました。

フランスでは最寄りのスーパーで対応

わたしが体験したAmazonスポットは市内にあるスーパーでした。

大手スーパーマーケット「カルフール」(Carrefour)の市内版で、こじんまりした規模の「カルフールマーケット」という店舗の一角に受取り用カウンターが設置されていました。

そのカウンターで専任の店員さんに「追跡番号」と「受取人名」を差し出し、本人確認のためIDカードや滞在許可証、パスポートなどを提示します。

ヨーロッパは印鑑ではなくサイン文化ですので、専用の機械上でサインをしたら受取り完了です。

受け取りカウンターがスーパーな理由

ヨーロッパには日本のようなコンビニはありません。

似たような小さな商店はありますが、駅のキオスク並みだったり、営業時間も通常の商店と同じです。コンビニのように24時間オープンなんてことはありません。

コンビニが無い、営業時間も通常、ということで日常的に使われるスーパーで受け取れるようになったんだと思います。

営業時間に縛られるなら荷物の受け取り時間も限定されないの?

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、ヨーロッパでは基本的に仕事は定時で帰れます。多少残業したところで、30分~1時間などです。

定時に帰れるということで、帰り道の買い物ついでに荷物を受け取ることも難しくありません。

日本で応用するなら店舗数と利便性からコンビニが候補にあがりそうですね。

幅広い種類の荷物が受け取れる

わたしが前回受け取ったときは夫から送られてきた誕生日プレゼントで、電子ピアノでした。

カウンター前にはわたしと同じく荷物を受け取りに来た人が列をつくっていました。

カウンターの奥には本や雑誌などの書籍、台車を使って移動させないと難しそうな大きなものまで、さまざまな商品が並んで保管されています。それも結構な量です。

冷蔵を要するような食品の受け取りはしたことが無いのでわかりませんが、大抵のものならこの受け取りカウンターを利用できるんだなと思いました。

日本での応用ならコンビニでの展開が有望?

日本のAmazonでも本の配送はコンビニ受け取りができますよね。わたしも短い一時帰国中にコンビニ受け取りで本を購入したことがあります。

その一時帰国も2年半を超えているので、いまはもう変わって書籍以外の商品でもコンビニ受け取りが可能なのかもしれませんが・・・。

だったとしても、コンビニは利便性を求めて店舗構造が考えられているのでスペースは最小限なところが多いと思います。その中で、荷物受け取り配達用のスペースが必要になります。

コンビニから荷物を発送した経験がある方なら想像つくかもしれませんが、配送依頼をした荷物はコンビニのカウンター内かレジ横あたりにある小さなオフィススペースで保管されるケースをよく見ます。

このときに保管されてる荷物をはるかに超える量の配送物が受け取りカウンターで保管される必要があります。

わたしがフランスで体験した受け取りカウンターには、とてもじゃないけどコンビニの小さなレジカウンター隅に置いておけるような量ではありませんでした。カウンターの奥が大きな空間になっていて、ストレージエリアという感じです。

となると、コンビニ店内を改造するか、そもそもスペースに余裕のあるコンビニ店舗のみでのサービス提供にするか、または別の施設にするか、何かしらの対応が必要になると思います。

日本で応用した場合のいい点と悪い点

フランスで増えつつあるこの「受け取りカウンター」を冒頭に紹介したニュース記事に沿って考えてみました。

家までの配達までではなく、自分で荷物を取りに行く。そのメリット・デメリットを洗い出してみます。

日本で応用した場合のメリット

1. 配送料金が安くなる?

玄関先まで届けてくれる通常の配送料金よりは割安になる可能性は高そうですよね。

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なんせ最後(玄関先)まで配達しなくていい分、受け取りカウンター行きの荷物はまとめて荷降ろせるわけですし、当然ですが再配達の手間もなくなりますから。

ただ、ふと思ったのがAmazonのようにプレミアム会員なら年間費を払う代わりに配送料無料というサービスも少なくないので、そもそも1つの商品を購入するために配送料は払っていないというプレミアム会員は配送料が安くなった恩恵は受けにくい?とは思いました。

その場合はただ純粋に、宅配業者の利益があがるだけ?のような気もしなくはありませんが、配送業界が活発になることで経済に好影響が出るなら結果オーライですね。

2. 自分の好きな時間に取りに行ける

配送してもらう場合は、時間指定であっても必ず自宅にいなくてはなりません。

配送が到着する予定時間を10分過ぎただけで、入れ違いになって荷物が受け取れなかった経験は1度や2度ではありませんでした。そしてまた再配達の依頼をするという。。

その点、自分で荷物を取りに行けるのは時間的な制限から解放されていいですよね。

時間にあわせて帰宅をスケジューリングしなくとも、会社からの帰り道、買い物ついでに行けるので自分の都合いい時間にゆっくりと向かうことができます。

日本で応用した場合のデメリット

1. スペース問題と距離

日本で応用するならコンビニが有望かな、と思ったことは先に書きました。

ですが、コンビニはどのお店も省スペースが基本です。となると、商品の保管に必要となるスペースをどう確保するかは肝になりますよね。

スペースに余裕のあるコンビニのみ対応可能ということになれば、「近くて便利なコンビニ」理論からは離れていきます。

受け取れるコンビニまで歩いて10分(もしくはそれ以上)って、きっと日本人感覚では遠くて不便に感じそうですよね。

近くで受け取れるから荷物を取りに行く。でも、保管されている店舗までは距離があるので結局は配送してもらう。このバランスをどうするかがポイントになりそうです。

2. 配送希望は以外と減らない?

上に挙げた1に絡んでくるのが荷物の重量と大きさです。

受け取る荷物が片手サイズならまだしも、両手で抱えないと持てないものや、少し重めの荷物だったとしたら、持って帰るのに苦戦しそうです。

フランスでは10~15分くらい歩くのは普通ですし、ほとんどの人が車を持っているので、受け取りに行くのも帰りも楽。ここが日本と変わる点です。

日本は車社会ではないので、「受け取りに行く」「持って帰る」も、徒歩かバスなどの公共機関を利用してのケースが多くなると思います。

荷物の重量・大きさに加わって、受け取り先までの距離を考えると、必然的に「やっぱり配送で・・・」という希望者は多く残るんじゃないかと思います。

3. 後から変更できない

最初に「荷物を取りに行く」で注文した場合、そのあと「やっぱり配送してほしい」と思っても変更できないことが予想されます。

注文毎に配送変更を受けていたら運用しきれないですもんね。

とすると、最初から配送を選ぶ人が多く残りそうだなと思いました。

やはり上に挙げた理由1・2と3を組み合わせて考えたとき、取りに行くのはリスクになるという心理が働くんじゃないかと。

日本で応用する場合はこの点をクリアしたらいい

「荷物を取りに行く」配送スタイルについてフランス式と日本式を考えてみたけれど、完全には応用できないなと思いました。

その理由は・・・

  • 受け取りスポットのスペース問題
  • 受け取りスポットまでの距離と利便性
  • 近くないなら取りに行くのはめんどくさい

結論① 再配達で不在だった場合は強制的に受け取りカウンターへ

通常配送で不在(1度目の配達)、再配達で不在(2度目の配達)だった場合は強制的に受け取りカウンターで荷物が保管されるようになれば再再配達の手間は省かれます。

顧客の利便性から考えると難を示す人も多く出そうですが、再配達の時点ですでに2度は配達されています。

2回目の配達指定でも不在だった場合は受け取りカウンターで荷物は保管され、一定期間を過ぎても受け取りに来なかった場合は返送する仕組みにして、配送作業の自動化を促進させるのもアリです。

ちなみに、フランスはこの方法です。

1度目の配達で不在、2度目の配達でも不在だった場合は、自動的に受け取りカウンターで荷物は保管され、自分で取りに行くほかありません。

カウンターでの保管期間は2週間。誰が受け取りに来てもいいけれど、配送の宛先名に書かれてる人のIDコピーを持参する必要があります。

結論② 再配達で受け取りカウンターが選べる

1度目の配達で不在にしていて不在表が入っていた場合、通常だと再配達の依頼をすることになります。

その時の選択肢に「自分で取りに行く」があればいいなと思います。

受け取りカウンターで一定期間までは保管してもらえるわけですから、その期間中に都合をつけて取りに行ければ、配送側も受取側も無駄な時間のロスや二度手間を省けることと思います。

結論③「取りに行く」と「玄関先へ配達」の間をとる

わたしが受け取る側だったら、「荷物を取りに行く」と「家まで届けてもらう」の間をとりたいですね。

それを実現してくれるのが「宅配ボックス」です。

わたしが日本で一人暮らしをしていたとき、宅配ボックスをフル活用していました。

女性の一人暮らしは何かと物騒なことも多いので、配送員の方とはいえ自宅の玄関前に見知らぬ人が来るってことが怖かったのです。

受け取れる時間帯となると仕事後の夜間。配送可能時間の一番遅い時間帯での配達依頼になってしまいます。その時間帯に家に来られることがあまり好きじゃなかったんですよね。

その点、宅配ボックスなら玄関とはいわずとも「ほぼ家まで」配達してもらえて「自分の都合で受け取れる」ます。それが夜中2時でも早朝でも、時間は関係ありません。

また、日本では懸念されそうなセキュリティ面・プライバシーも、宅配ボックスなら問題ないですよね。

フランスには宅配ボックスなんていう画期的なシステムはありません。玄関で受け取るか、荷物を取りに行くかです。

まとめ

わたし個人的には、この「荷物を取りに行く」配送方法に賛成です。好きなときに自分の都合で行けることにメリットを感じます。

ですが、わたしが購入者だったら、やっぱり通常配送でお願いするケースが多くなると思います。理由は先に述べたとおりで、宅配ボックスをフル活用するからです。

そして、100円~200円安くなった配送料で荷物を受け取りに行っても、そこまでへ行くために交通費がかかったら意味をなさないですし、手間と時間がかかる分やっぱりめんどくさいなと思ってしまいます。

こんなわたしは日本での生活より現地の生活の方が慣れ親しんだということでしょうかね。

次回日本へ帰国するときはいろんなことが変わっていてびっくりするんだろうな~。

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この記事を書いている人

mika
mika
本拠地スペイン・時々フランス。現在は南仏・地中海に滞在中。
海外生活を味わってもらったり、旅してる気分になってもらえたり、海外で生きるヒントが伝わるようなブログを目指してます。
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