私は「コンプレックスの塊なのがコンプレックス」でした。

そのコンプレックス歴はとても長くて幼稚園の年中から。私の人生ほぼずっとです。

  • かわいさ基準でみられる容姿
  • 勉強が苦手で低い学歴
  • 微妙な距離感の両親や家族
  • 狭い公営住宅に住む家庭環境

をはじめ、細かく挙げればキリがありません。

私自身、コンプレックスと闘っては負け闘っては負けの繰り返しで、ずいぶんと打ちのめされました。

自己啓発書やマインド系のビジネス書などもけっこう読みました。それでも自分の奥深くに根付いてる思考回路を変えることは難しくて。

書いてあることは日本語として理解はしてるし出来ている。けれど、自分に置き換えるとどうしても数ミリ単位の微妙な隙間ができてしまう。で、結局変えられなかった。

長年その繰り返しだった私に、新しい二つの気付きがありました。

これがきっかけで、心にびっしりとこびり付いていたコンプレックスが少しずつ剥がれていきました。この記事ではその「気付き」をシェアしていけたらと思います。ヒントは、

  • コンプレックスは長所
  • 感情を選ぶ

です。

今この記事を読んでくださってるあなたの疑似体験としてイメージしてみてください。

「あ、そうなのかも?」と思ってもらえたら、その時点でコンプレックスと友達になれる一歩手前かもしれません。

コンプレックスとは?

コンプレックス(Complex) 精神分析で使われる概念。無意識のなかに抑圧され、凝固し、そのために意識された精神生活に影響を与え、ときに強い感動を誘発する観念の複合体をいう。さまざまな解釈があり、性的抑圧を重視する古典派のほかに、優越感や劣等感を重視する学派などがある。 エディプス・コンプレックスやエレクトラ・コンプレックスは性心理の発達にかかわるひずみであるから、単に両親との関係にとどまらず、多くの場合、対人関係の障害を伴う。コンプレックスは日常生活のなかにも現れるが、また神経症の症状を形成する。出典元:コトバンク

言葉が少し難しいですよね。私は勝手にこう解釈しました。

無意識のなかに抑圧されたマイナスの感情が蓄積し、ときに強い劣等感を覚える。

コンプレックスという言葉は医学的な面を持ち合わせていますが、私たちの日常生活で使われているコンプレックスとは、一般的にこの「劣等感」と同じ意味で使われているように思います。

挙げればキリがない私のコンプレックス

たとえば、容姿のコンプレックス。

簡単に挙げただけで8つも出てきました。私が幼少時から持ち続けているコンプレックスです。

  • 大きくて丸い鼻(中学生のころ母親から整形を薦められた・・・)
  • 小さな目
  • 少ない、短い、薄い、下向きまつ毛
  • 小4から今も出続ける顔中のニキビ(赤白黒・365日)
  • 美容師さんもびっくりな四重苦の髪(剛毛・ちじれ・うねり・クセ)
    ↑そして今はここに白髪が加わって五重苦・・・
  • 顔が丸くて大きい
  • 八頭美人とはほど遠い日本人体系
  • スポーツやってる?と聞かれるアメフト選手並みのがっちり肩幅

私が憧れていた「かわいくて、お肌つるつるで、髪の毛サラサラで、きゃしゃな肩幅&骨格で、顔が小さくて、目がぱっちりしてる女の子」とは天と地の差です。

コンプレックス克服① コンプレックスは見え方次第で長所になる

私はいま、スペインで生活をしています。

日本を出て海外に住むようになってから、コンプレックスで悩んでいたことが褒められるようになりました。前に挙げたコンプレックスが・・・です。どんな具合かというと、、

  • 大きくて丸い鼻 → (外国人に比べて)小さくて低い鼻
  • 小さくてつぶらな目 → オリエンタルで魅力的な目
  • 少ない、短い、薄い、下向きまつ毛 → アジアンビューティー
  • 顔中のニキビ(脂性肌)→ シワがなくて肌ツヤ がいい
  • 剛毛・クセの強い髪 → コシのある黒髪&ふわっとボリュームが最高
  • 顔が丸くて大きい → 実年齢より若く見られる
  • 日本人体系 → 大和なでしこ的がいいらしい
  • がっちり肩幅 → それでも外国人に比べると華奢

これ全部、実際に言われたことです。

コンプレックスだったのにどれも長所となって褒められます。今まで何十年とコンプレックスだと思っていた「劣等感」なのに・・・です。

ここで気づきました。「コンプレックスは見え方次第で長所になる」ということに。

コンプレックスだと思ってるのは自分だけ

自分で認識してたコンプレックスが、全然違う捉え方に変わってしまいました。

実際に自分のコンプレックスを打ち明けたとき、相手から真逆の答えが返ってきて「え、なんで?これってマイナスじゃないの?」と、正直驚きっぱなしでした。

この経験だけではありません。

刺激と反応の間には選択の自由がある

前に読んだ本の一節に、ハッとさせられた言葉があります。

『刺激と反応の間には選択の自由がある』 

自分の身に起こること(受ける刺激)とそれに対する反応との間には、反応を選択する自由もしくは能力がある。7つの習慣 / スティーブン・R・コヴィー

少し難しく感じるので、分かりやすい言葉で言いかえてみます。

「自分の身に起こってる事実に対して、うれしく思ったり(プラス感情)悲しく思ったり(マイナス感情)することは、無意識のうちにその感情をも自分自身が選択している結果」だということ。感情は自分自身が選んだ結果

例えば、友達から嫌味を言われたとき

  • 悲しい
  • 別に気にしない
  • うれしい

この3つの感情は友達に嫌味を言われたときのあなたが「自分で選べる感情の選択肢」です。嫌味を言われたからといって、必ずしも「悲しい」という感情を選択しなくてもいいわけです。

にもかかわらず、自分自身は「嫌味を言われた=悲しい」という頭の中の方程式に従って、無意識に「悲しい」という感情を選択しているということです。

悲しいもうれしいも、無意識の自分が選んでいる。「感情は自分自身が選んだ結果」なんです。

コンプレックス克服② コンプレックスという感情は自分が選んだ結果

「刺激と反応の間には選択の自由がある」というこの言葉に、今まで感じた全てのマイナス感情を思い出しました。

  • 誰が〇〇をしてくれなかった
  • 誰々に○○って言われて悲しかった(ムカついた)
  • きれいで魅力的な女性を羨ましいと思った
  • 勉強ができて(学歴)仕事ができる人を羨ましく思った
  • 家庭や経済的に恵まれている人を羨ましいと思った

思いあたる全てのマイナス感情に「感情は自分自身が選んだ結果」という言葉を当てはめてみたら、心ではなく頭の中でスッと理解できました。

自分が感情を選んでる。
自分がコンプレックスを選んでる。

コンプレックスを直そう、劣等感を克服しよう、と考えては空振りばかりしていた頃には感じられなかった感覚です。

理論が分かったらコンプレックスが怖くなくなった

「感情は自分自身が選んだ結果」をベースに考えると、悩んでいることのすべては自分が選択した結果なんだということに気付きます。

誰(何・状況)にコンプレックスを解消させてもらったとかではなく、自分自身の考え方ひとつで、長年悩み続けていた劣等感を克服させることができるんです。

  • コンプレックスは見え方次第で長所になる
  • 感情は自分自身が選んだ結果

それでも、全てのコンプレックスを解消させることは難しいかもしれません。

自分の考え方ひとつな分、自分自身にそれを考える心の余裕がないと自分で自分を超えられません。そんな時は、コンプレックスを持っていること自体を貴重な経験だと位置づけてみます。

コンプレックス自体が貴重な経験

「コンプレックスは無いにこしたことはない」と思われるかもしれませんが、コンプレックスがあることであなたの個性をプラスにしてくれます。

例えば、

  •  同じ状況にある人の気持ちが分かる
  • 相手の気持ちが分かるので人にやさしくなれる
  • コンプレックスも自分を構成しているひとつ(=個性)
  • コンプレックス自体が貴重な経験になる(=体験)

「コンプレックスは見え方次第で長所になる」わけですから、上に挙げたこと全てがあなたの強みになり得ます。人に共感できて、まわりにやさしくなれる。

今までの人生の中で多少でも「悲しい」「苦しい」「辛い」思いをしたことのない人は、他人の辛さや痛みを理解することはできないと思います。

自分に辛い過去があったりコンプレックスがあることで、人に共感できたり優しくなれるわけです。

なのでコンプレックスも貴重な経験ですし、見え方次第で長所になり得るんです。

コンプレックスから自分の長所を見つける

「短所と長所は背中合わせ」とはよく言われていますよね。これと同じ原理で考えると「コンプレックスの裏側は長所になる」ということです。

前に挙げた私の「容姿に対するコンプレックス」をもう一度見てみると、悩んでいたことが長所になりました。

  • 小さな目 → オリエンタルで魅力的な目
  • 顔中のニキビ(脂性肌)→ シワがなくて肌ツヤ がいい
  • 剛毛・クセの強い髪 → コシのある黒髪&ふわっとボリュームが最高
  • 顔が丸くて大きい → 実年齢より若く見られる

これと同じように悩んでいること全てに当てはめて考えると、コンプレックスが強みに変わっていきます。その強みを活かして人生や仕事に活かすことだってできます。

この考え方をはじめるようになってから、何十年と苦しめられていた長年のコンプレックスが次第に薄れていきました。

さいごに

コンプレックスが1つも無いという人はいないと思います。

どれだけ容姿に恵まれていても、頭のキレる天才でも、誰でも1つや2つ何かしらのコンプレックスを心に秘めているんだと思います。

ただ「隣の芝生は青く見える」ので、人のコンプレックスに気付くこともなく羨ましく見えたりする。そういう感情さえも全て「自分が選んだ結果」なんです。

  • コンプレックスは見え方次第で長所になる
  • 感情は自分自身が選んだ結果

悩みはじめたら私はこの2つを思い返すようにしています。すると、羨ましく思ったり悲しく思ったりするネガティブ感情に心が支配されなくなりました。

「羨ましい」と思うのも「悲しい」と思うのもすべて理論なんだと考えたら、心の奥で沸き立ったマイナス感情が薄れていくというか、感情とロジックの間で揺れて結局どうでも良くなっちゃう・・・って感じです。

コンプレックスに悩まされるとき、この2つの考え方を試してみてください。コンプレックスも自分と共存して付き合っていけるようになると思います。私にはとても効果のあった考え方です。

私のコンプレックスを長所に変えてくれた本

『感情は自分自身が選んだ結果』

感情を感情で制するのではなく、自分が持った感情(選んだ結果)を理論的に説明しているところが私には納得感がありました。

 

世界に知られるベストセラーですが日本での初版は20年前です。日本語の表現が難しい部分があって、1度読んだだけでは理解できない部分も多かったです。

7つの習慣は企業研修にも使われる考え方でビジネス色は強め。若い世代の方には少し読みにくいかもしれません。

似たような内容でもう少し読みやすそうなものもご紹介しておきます。お好きな方をどうぞ。


 

スポンサーリンク

この記事を書いている人

mika
mika
2011年より海外生活。スペインを拠点にフランスへ行ったり来たり。
現在はフランス・ニース在住。
起業した夫の仕事を手伝いながら自身のフリーランスを視野に入れて活動中。なかなか思うようにはいかないけれど、一歩ずつじっくりやってます。
→ 詳しいプロフィールはこちらへ
→ Line@はじめました!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう